キスマイが嵐と“肩を並べて”ファン大歓喜 “推されない”グループに変化か?

2019/01/03 20:00

1月3日、『キスマイ超BUSAIKU!?新春2時間半SP』(フジテレビ系)が放送される。悲願のゴールデンタイム進出とあり、お馴染みのあの胸キュンコーナーも、大幅にグレードアップしているようだ。

 2013年に『キスマイBUSAIKU!?』としてスタートしたKis-My-Ft2(以下、キスマイ)の冠番組は、2017年から『キスマイ超BUSAIKU!?』(スーパーブサイク)と改題しさらにパワーアップ。約5年間、深夜帯で放送されて同番組がゴールデンタイムに初進出を果たす。

 『キスマイ超BUSAIKU!?』(以下、『キスブサ』)の人気コーナーで、毎回異なるテーマに即して女性が胸キュンするシチュエーションを各メンバーが考案し、ミニドラマを演じる「BUSAIKU!?ランキング」は2本立て。大掛かりなロケもアリ、正月にふさわしく大幅にグレードアップされる。

 藤ヶ谷太輔、玉森裕太、北山宏光の3人は「最後に女優をキュンとさせるサプライズ」というテーマに挑戦し、スタジオゲストの竹内結子、水川あさみ、木村多江、新木優子ら豪華女優陣ほか、ご意見番の大久保佳代子、若槻千夏、木下優樹菜、鈴木奈々、SKEの須田亜香里が批評を加える。同コーナーで通称“キング”と呼ばれ女性の扱い方に定評のある藤ヶ谷をはじめ、イケメンたちに新年早々胸キュンさせられてしまう視聴者が続出しそうだ。

 一方……「舞祭組」メンバーの千賀健永、横尾渉、宮田俊哉、二階堂高嗣は、少し趣向を変えて「時間と体力を使って習得したカッコいいスゴ技」で勝負する。正月特番とあって「舞祭組」たちも発奮したようで、かなり体を張った大がかりなアクションに挑戦するという。たとえば千賀は危険度MAXのファイアーアクション、料理好きの横尾は巨大マグロの解体ショー、オタクの宮田はゲーム「太鼓の達人」、二階堂はカーアクション……思い思いのスゴ技(?)で勝負をかける。

 毎度、胸キュンから程遠い素っ頓狂なシチュエーションで女性視聴者をドン引き&爆笑させてくれる「舞祭組」。じつは、そのジャニーズらしからぬ三枚目っぷりこそ「キスブサ」の魅力と語るファンも多い。新年一発目、下克上よりも初笑いへの期待が大きい。

ついにキスマイが嵐と肩を並べた……!?
 キスマイファンならずとも楽しめること必至の『キスブサ』特番だが、ファンにとってはまた別の意味を帯びている。というのは、1月3日のテレビ欄を見れば分かりやすい。この日、フジテレビは16時15分から『嵐ツボ』、18時から『VS嵐 2019賀正新春豪華3時間SP』を立て続けに放送する。その嵐の後、21時から『キスブサ』が放送されるのだ。つまり、キスマイが嵐と肩を並べるほど出世した……と言っても過言ではないだろう。ファンは「キスマイさん、あの嵐と並ぶなんてすごすぎ!!」「2019年はキスマイの年になるのかな?」と、期待を寄せているようだ。とはいえ嵐は、年末年始もその顔を見ない日はないほど引っ張りだこではあるが……。

 ファンがこれほど歓喜するには理由がある。キスマイは、ファンの間では“推されない”グループと噂されて久しかった。かつてはジャニーズ事務所の飯島マネージャーのもと、同じ“飯島派”のSMAPと蜜月関係にあり、冠番組にゲスト出演させてもらうなど、何かと有利な状況にあった。しかし2016年にSMAPが解散し、飯島氏がジャニーズを退社してからはその後ろ盾を失い、どことなく影が薄め……という現状に甘んじてしまっている。事務所に残留した中居正弘からは、『中居正広の身になる図書館』(テレビ朝日系)をはじめ、昨年のクリスマスには『第44回ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』(ニッポン放送系)でも共演するなど今も可愛がられているものの、やはり一般知名度は、本家本流の“ジュリー派”である嵐やTOKIO、関ジャニには敵わないといったところだ。

 ちなみに昨年のキスマイは、『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)のメインパーソナリティーを後輩のSexy Zoneに回されるという憂き目にも遭った。こうした状況を嘆いてか、最近はキスマイがジャニー氏の後継者・滝沢秀明の“滝沢派”に乗り換えようと画策しているとまで噂されている。2019年は、キスマイの事務所内での立場がどう変化するのか、ファンは気を揉んでいるところだろう。

 ひとまず、正月の『キスブサ』によって、キスマイの魅力がいっきにお茶の間に浸透すれば良いのだが……メンバーのポテンシャルは文句ナシに高いのだから、キスマイも“推され”グループになれば、いつか本当に嵐と肩を並べる日が来るかもしれない。

最終更新:2019/01/03 20:00
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