芸能

明日最終回!『今日から俺は!!』俳優・太賀の躍進と父・中野英雄の“黒いウワサ”

2018/12/16 10:00

 伝説のヤンキー漫画を実写化したコメディドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)が、好調だ。12月9日放送回では、平均視聴率10.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するなど、自己最高を更新したが、中でも注目されているのが、俳優の太賀だ。

 太賀は、2006年に13歳で芸能界デビューした後、数多くのドラマや映画に出演。現在公開中の映画『母さんがどんなに僕を嫌いでも』では主演も務めているが、筆者が彼に注目したのは、2年前に放送された寺尾聡主演の日曜劇場『仰げば尊し』(TBS系)だった。

 このドラマでは、千葉真一の長男である新田真剣佑や、村上淳の息子の村上虹郎といった2世タレントの出演が話題を集めたが、その中でも異彩を放ったのが太賀だった。実は、彼もまた、中野英雄の次男なのだが、所属事務所である『スターダストプロモーション』は、この“2世タレント”という扱いに、異常なまでに神経質になっているという。

 というのも、父親の中野は、以前、暴力団との“黒い交際”がウワサされたことがあった。実際、筆者は、中野が“闇金の帝王”と呼ばれていた山口組系の暴力団幹部と銀座の高級クラブで、俳優・清水健太郎らと一緒に豪遊している現場を何度も目撃していた。

 のちに中野は、「週刊実話」(日本ジャーナル出版)で“暴力団絶縁宣言”しているが、この時、彼に同誌を仲介したのは筆者だった。

 話は約10年前に遡る。

 10年に公開された北野武監督の『アウトレイジ』は、興行配収7億5,000万円の大ヒットとなったが、この作品にキーマンとして出演していたのが、中野だった。映画がヒットしたことで、北野監督は第2弾『アウトレイジ ビヨンド』を企画したが、続編となると、設定上どうしても中野は外せない。だが、東日本大震災の発生で、当初11年4月に予定されていたクランクインが無期延期になり、そうしている間に、東京都で暴力団排除条例が施行されることになった。

 中野の“黒い交際”のウワサは、『アウトレイジ』のプロデューサーを務めた当時の「オフィス北野」社長・森昌行氏の耳にも入った。困惑した森氏が中野に直接話を聞くと、「僕は役者を続けたい。だから、これまでの暴力団との関係をウソ偽りなく話して、暴力団と絶縁する」と誓ったという。

 森氏から相談を受けた筆者は、彼を「週刊実話」編集部に仲介した。中野は、当時の所属事務所だった「バグジー」の社長を務める奥さんと一緒に編集部に現れると、暴力団との交際の事実を認めたうえで、絶縁宣言した。

 そうして出演が決定したのが『アウトレイジ ビヨンド』で、最終的にはそれが第3弾『アウトレイジ 最終章』の出演にもつながった。それまで、“Vシネマ男優”のイメージが強かった中野は、同シリーズで再評価されたが、これまで豊川悦司、佐野史郎、寺島進、それに故・大杉漣さんと、北野作品に出演した俳優がその後次々ブレークするなか、中野に関しては、ブレークどころか、絶縁宣言をバックアップしてくれた事務所も辞め、業界ではあまり良いウワサを聞かない。

 そのため、太賀の事務所は、彼が“中野英雄の次男”と呼ばれることに神経質になっているのかもしれないが、ハッキリ言って中野は子どもに“七光”を与えるほどの大物俳優ではない。自らの力で世間の評価を勝ち取っている太賀の今後の活躍に期待しつつ、中野がくれぐれも息子の足を引っ張らないよう、誤解を招くような行動だけは謹んでほしい。
(文=本多圭)

最終更新:2018/12/16 10:00
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