暮らし
[連載]30代女子の「煩悩部屋」ビフォーアフター【煩悩003-1】

マノロの靴、20万のエステ器具、副業の在庫……“多すぎる欲望”に埋もれた30女の汚部屋

2018/09/10 19:30

【処分品1】20万円のエステマットなどを処分

 裸のお仕事は、自分を認めてくれるので、楽しくもあったそうです。でもどこかで心が疲れていたのか、「結婚に逃げよう」と考えた時期もありました。

 「たくさん男性と出会いましたが、結婚したいと思える人はいなかった。これも、高い勉強代でしたね」とEさん。31歳まで人間関係も、「もがく日々」だったそうです。

 でも、人生には転機が訪れるもの。

過去を手放すには「転機」と「時間」が必要

【処分品2】自分を知るまでにかかったモノの山

 32歳になったEさんは、ローンも終わり、穏やかな人間関係の会社で働いています。今年の1月には、見ないフリをしてきた家族との関係も修復できたといいます。そして春には、ごく自然に好きな男性ができたそうです。

 「今年になって、風向きが変わりました。この先の暮らしをシンプルにしたいので、過去を捨てるきっかけが欲しかった」とEさん。

14年分の重荷を「28時間」で処分!

山積みになった本、本、本

 自分への努力と挑戦を惜しまない女性だからこそ、趣味のモノや知識を高めるモノが溢れていました。とくに、読み物に関するモノが多くを語ります。

 まさに、努力の結晶(モノ)が彼女を支配していました。

 これらのモノと自分を向き合う作業を、28時間(4日間)で最小限に絞っていきます。14年分の重荷は、たった28時間で軽くなるのです!

 Eさんの汚部屋が、「悟り部屋」へと変貌を遂げるまでの連載がはじまります。

(毎週月曜更新・次回は9月17日予定)

 

<プロフィール>
ito maki
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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最終更新:2020/02/03 18:46
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