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主語が自分じゃないと気がすまない女ですもの!

マドンナの故アレサ・フランクリンへの追悼メッセージ、「99%自分語り」と大バッシング

2018/08/22 18:53
追悼する気満々の衣装やんけ

 アメリカ現地時間8月20日にニューヨークで開催された、音楽の式典『MTVビデオミュージックアワード(MTV VMA)』。幅広いジャンルのアーティストたちに多大なる影響を与えたソウルの女帝、アレサ・フランクリン(享年76)が16日にすい臓がんで死去したことを受け、ポップスの女帝として名高いマドンナ(60)がアレサへの追悼スピーチを行った。

 魔女のような黒のオーバーサイズドレスに、大量のアクセサリーをジャラジャラとつけた姿でステージに上がったマドンナは、「アレサ・ルイーズ・フランクリンは、私の人生を変えた人です。私は18歳のときにデトロイトから出てきました。ポケットには35ドル。夢はプロのダンサーになること。貧乏で、なかなか芽の出ない日が何年も続き、私はミュージカルのオーディションを受けることにしました。報酬が良いと聞いたからです。歌のトレーニングなんて受けたことはなく、歌手になりたいだなんて夢見たこともなかったけど。でも、やってみようと思ったんです。何度も落ちました。『背が足りない』『目立ってしまう』からって」と、アレサそっちのけで苦しかった自身の下積み時代を回想。

 フランスのディスコ・センセーションが、ワールドツアーのバックアップシンガーとダンサーを応募しているのを知ったマドンナは、半ばやけくそになりながら受けたそう。ダンスのほうは手ごたえがあったが、歌のオーディションがあることはすっかり頭から抜けていたのだとか。「頭をフル回転させたら、ふと、私の大のお気に入りのアルバム、アレサ・フランクリンの『Lady Soul』に収録されている『ナチュラル・ウーマン』の一節が口から出てきたんです」と、アカペラで歌い始めたそう。「フランス人たちは、この曲を選んだ私の歌声をまともに聞こうとはしなかった。そりゃそうよね。やせっぽっちでお尻の小さな白人女子が、この世の中で最高のソウル歌手の歌をアカペラでキメるなんて、誰もが無理だって思うでしょうね」

 案の定、オーディションには受からなかったものの、この曲を歌い上げたことで、名音楽プロデューサー、ジョルジオ・モロダーと仕事をするためパリに呼ばれたことを、さりげなく自慢。「これが私の歌手人生の始まりでした。パリには行ったけれど、でも違うと感じて数カ月で帰国したの。いい人たちばかりだったけど、ミュージシャンとして自分の曲を書きたかったから。操り人形にはなりたくなかった。帰国してギターを習得したかったから、そうした。後は、みなさんご存じの通り」とドヤったのだった。

 アレサの追悼スピーチとは思えない、マドンナの自分語りに、会場のアーティストや観客はしらけ気味。ドヤるマドンナに無表情で拍手を送ったが、彼女はそんな空気も読めないようで、「みなさん、なんでこんな話を? って不思議に思われるかもしれませんが、ちゃんとした理由があります。レディソウル(アレサの愛称)がいなければ、今、私が話したことは起こらなかった、起こり得なかったんです」「彼女が今の私を作ったと言っても過言ではない。彼女は、今夜ここにいる大勢の人たちにも影響を与えたはずです。だから、アレサ、あなたにありがとうと言いたい。みんなを力づけてくれたことに」となんとかアレサにこじつけ、「R・E・S・P・E・C・T、女王陛下万歳」と長々としたスピーチを締めくくった。

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