カルチャー

ブスから美人になったらオールハッピー? 容姿が“激変”した女2人の予想外な体験談

2018/08/30 15:00

  “学生時代のあだ名”って妙に的を射ていて、大人になっても覚えている人は多いんじゃないでしょうか? というのも、先日テレビ番組でお笑いコンビ・たんぽぽの中学時代のあだ名が「アゴドリル(白鳥久美子)」「かさぶた(川村エミコ)」だったと耳にして、「ひどいな」と思いつつも、ネーミングセンスに少し感心してしまったんです。現在はお笑いコンビとして、過去も笑いに変えて、見る人を笑顔にしているお二人だからこそ、そんなひどいあだ名も笑い話として受け取れますが、容姿に対するあだ名って、ある種の呪いのように心の中に残ることがあります。

 「あらためて自分を見てみると……やっぱりブサイク」

 

 『鏡の前で会いましょう』という作品にも、ヒロインにつけるにはちょっとひどいあだ名がでてきます。アラサー女子・各務明子(かがみ・あきこ)は学生の頃に男子から「不動明王に似てる」とからかわれ、「明子」の「明」と「不動明王」の「明」をかけて「みょーこ」というあだ名をつけられていました。

 確かに大柄で、太い眉に力強い鼻、キリっとした目。男性ならばプラスに思える顔の特徴も、女性となるとそれは、明子自らが言うように「ブス」となってしまうかもしれません。それでも、自分なりにルールを課して「着たい服より似合う服」を心がけ、それなりに楽しく生きていた明子。しかし、明子とは正反対の華奢で美人な友人・まなちゃんとお酒を飲んで酔いつぶれた次の日、お互いの体が入れ替わってしまったことに気づくのです――。

 体がまなちゃんになった明子は「ブスが化粧しても変わらねーよ!」なんて思われそうで行けなかったデパートの化粧品売り場、幅広甲高な足では絶対はけない華奢なパンプス、大柄がゆえに試着すらできなかったかわいいワンピースに身を包み、今まで体験することができなかった“美人ならではの世界”を存分に満喫していきます。

 「顔と体さえ可愛くなれたら、人生はオールハッピーになる!」……体が入れ替わる前の、ブスだった明子はそう思っていたようですが、そう簡単にはいかないのがこの漫画の面白いところ。周囲の見る目、環境の変化、登場人物の心理描写が丁寧に描かれ、美人であれ、ブスであれ、容姿に関わる各々の苦悩、ひいては女性であること自体の“生きづらさ”に気付かされます。

 顔が入れ替わっても……

 また、実写映画が9月7日に公開されることもあり気になっていた『累(かさね)』を、まんが王国で発見! こちらも『鏡の前で会いましょう』と同じく、テーマは“美醜”と“入れ替わり”なのですが、『累(かさね)』はよりダークに、欲望や嫉妬心が描かれています。

 自分の醜い容姿に劣等感を抱いてきた主人公の累が、キスをすると顔が入れ替わる不思議な口紅によって人生が一変する――そう言えば聞こえは良いかもしれませんが、その先にあるものは決して“幸せ”などではなかったのです。

 容姿の美醜とは何か、自分とは何か、友達とは、家族とは……こんなに考えさせられるなんて、まったくの予想外でした。

 2つの作品のように、実際に入れ替わって自分を客観視できたり、他人の人生を体験したりすることはできないかもしれませんが、漫画で読むだけでも、ありのままの“今”の自分としっかり向き合うきっかけにはなりそうですね。「まんが王国」の中に、そのきっかけは転がっているかもしれませんよ。
(ヨコシマリンコ)

まんが王国

※当記事はPRです

最終更新:2018/08/31 10:48
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