山口達也の謹慎期間はどのくらいの長さになるか

 TOKIOの山口達也(46)が強制わいせつ事件を起こし書類送検された事件で、芸能活動を無期限謹慎することになった。自宅マンションで女子高生に飲酒を勧め、無理矢理キスするなどした容疑で、本人はこれを認め謝罪。被害者とは和解しているものの、まだ検察の取り調べはこれからであり、4月26日に開いた謝罪会見では記者の質問に「今は話せない」とする点も多かった。

 山口達也は会見で涙ぐみ言葉に詰まりながら質疑応答をしたが、今後について聞かれると、「待っていてくれる席があるなら、またTOKIOとしてやっていけたら」「ファンがいる限り、山口達也で、そして、TOKIOでありたいなという気がしています」とも述べた。

 まず「無期限謹慎とありますが今後は?」という質問には、こう答えている。

山口<謹慎が開けるというところまで、今そこまで考えは至っておりません。それは私が決めることではなくて、やっぱり被害者の女性、そのご友人、そのご家族の心が穏やかになって、以前のような生活ができることを願い、一番に。>

そしてTOKIOメンバーにどういう想いでいるかと問われると、長い沈黙を経て次のように言葉を絞り出した。

山口<一言で言えないですが…………城嶋茂、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也というメンバーで23年間同じ方向を向いて走っておりました。もう人生の半分彼らと一緒に戦ってきて、助けて助けられてTOKIOはここまで来ました。
しかし今回私のこういう身勝手な件で彼らがどれだけ辛い思いをしているか、今彼らがどういう想いで過ごしているかを考えると、どうしていいかわからないですけど………
彼らがいて私がいるので、甘い考えかもしませんが、怒ってくれるのも彼らしかいない歳にもなったので、彼らを信じて、もし、待っていてくれる席があるなら、またTOKIOとしてやっていけたらなって……本当にすみません。>

また、最後にファンに向けてのメッセージを求められた際も、謝罪とともに「TOKIOでありたい」と述べた。

山口<それでも支えてくれる人がいるかもしれないし、それこそ、怒鳴りつけてくれてもかまわないし、いまファンの人、この会見を見ているすべての人がいろいろな感情でわたしのことを見ていると思いますけれども………
これから……どうしていくっていうのは、わたしには言う権利はないですけれども、あの………
ファンがいる限り、山口達也で、そしてTOKIOでありたいなという気がしています>

 山口達也がTOKIOというグループにひとかたならぬ想いを持っていることは、ファンのみならずとも彼の出演番組を見ていた視聴者なら容易に想像できるだろう。しかしだからこそ、TOKIOというグループそのものを崩壊させるような非常識な行動を取ってはならなかった。そして、被害者への謝罪を繰り返し、1人の児童をどれだけ傷つけたかを思い知ったと発言しつつも、まだ検察の取調べが始まってもいない現段階で、将来的な復帰を口にするのは早すぎるだろう。

 国分太一(43)は、4月27日放送の『ビビット』(TBS系)で、会見後の山口達也と面会したことを話した。スケジュールの都合上、面会できたのはリーダーの城島茂(47)と国分だけだったが、山口は憔悴しきった様子で二人に謝罪したという。

 そうした山口の状態を説明したうえで、国分は「TOKIOにまだ席があるのであれば、戻りたい」といった山口のコメントを、「そのコメントに関しましては、23年間、一緒に走ってきたからこそ、そんな甘えた言葉は、山口からは聞きたくなかったです」と厳しく批判。「それよりも、被害に遭った人、そしてその家族が、普段の生活に戻れる、そこに関してもっともっと語って欲しかった。率直にそう思っています」と、会見で被害者への配慮が足りなかったことにも言及した。

復帰の見通しは現時点でまったく立たない。
 すでに山口の復帰について、想像をはたからせた記事を掲載するメディアも出ている。スポーツ報知は、<ジャニーズ事務所は山口達也に「無期限謹慎」という重い処分を下した。同事務所は過去にも何度か不祥事を起こしたタレントを処分したことがあるが、無期限謹慎は異例><ジャニーズでは過去、活動自粛となったタレントが復帰する場合、期間は半年に満たない数か月程度。また、無期限謹慎処分が下された例は未成年タレントの喫煙、飲酒などがある。いずれも1年以上の謹慎の後にグループ脱退や事務所を退社することになった。山口の場合、そこまで展開することは考えにくいが、やはり早期復帰は難しい。半年間を超える長期間に及ぶと見られる>と予想した。

 しかし半年や一年そこらの謹慎での復帰は、ありえないだろう。すでに示談は成立し被害者側は被害届を取り下げられているが、強制わいせつ罪は起訴されれば6月以上10年以下の懲役刑となる重い罪で、告訴がなくても起訴される非親告罪だ。また、たとえ不起訴になったとしても、山口が無罪・冤罪というわけではない。

 例にあげることが出来るのは、2006年に極楽とんぼ山本圭壱(50)が、未成年の女子児童に酒を飲ませ性行為に及んだ事件だ。山本は参加する社会人野球チームの遠征で北海道を訪れた際に知り合った女子児童を、宿泊していたホテルの部屋に呼び飲酒させ性的暴行に及んだとして、少女が被害届を警察署に提出。山本は強姦容疑で書類送検され、所属していた吉本興業は専属マネジメント契約を解除した。この件も示談が成立しており、被害者側が告訴を取り下げて不起訴処分となったが、これも無罪・冤罪と同じではなく、被害者の傷がなかったことになるわけではない。

 12年が経過する今もなお、山本圭壱が事件前のようにテレビに登場することはほぼない。山本圭壱の場合は、清潔感など売り物にしていない、非常識なキャラクター性のお笑い芸人という立場だった。それでも、なのか、だからこそ、なのか、ネットテレビならばともかく、今の地上波テレビ業界で彼を必要とする側面はないのだ。

 他方、山口達也のケースはどうか。清潔感、信頼性、安心感……タレントとして売りにしていたもののすべてが、この事件を起こしたことで崩れた。二度とこれまでのような地上波テレビ出演は出来ない、と考えてもおかしくはない。少なくともこの先のまったく展望は見えないし、まだ捜査段階にあり被害者のいる事件である以上、現時点で見通そうとしてはいけないのではないだろうか。

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