[おちぶれ続けるアラフォー風俗嬢と男たち]

アラフォー風俗嬢が明かす“性を嫌悪する”オジサン――童貞喪失で傷を負った男たち

2018/04/22 21:00

性にトラウマを抱えた40過ぎのオジサン

 初めてのSEXが、自分は童貞で相手は経験者の場合、同級生だったりすると「SEXは男が誘導するものでしょ」と言わんばかりの態度を見せられて、男性はテンパる。そして、うまく勃たずに失敗に終わると、気まずくなって、そのまま「さようなら」となりかねない。今度こそ、次の彼女ができる前に克服したいと若い男子が話してくれた。

 かたや、初めての相手が年上で、うまく誘導してくれるまでは良いのだけれど、“食われてしまった”パターンも、トラウマを残すことがあると知った。それ以来、SEXが怖くて仕方ないとでも言うかのように、震えるおじさん。

 いつもレッスン時にはちんこの模型を持ち歩き、SEX経験が少ない人にはコンドームの装着練習からしているのだけど、ほとんどが20代前半の若い男子だから、おじさん向けにすることはなかなかない。でも、本人もこのままじゃいけないと、勇気を振り絞って来てくれたのだから、私もできる限り練習相手になってあげたい。 

 40を過ぎたおじさんは、ほぼ初めてだというフェラに、震えながら小さく叫んでいた。なんだか犯しているような気分。

 あぁ女性の処女喪失同様に、男性も童貞喪失で傷を負うと、こんなにも引きずってしまうのかと、なんだか切なくなった。けれど、せっかく遠いところを高いお金を払って来たのだから、ショック療法とまではいかないにしても、女性に触られることにできるだけ慣れてもらおうと、私も一生懸命に応えた。たかだか一度のレッスンで、3時間ほど女性に触れただけで慣れるとは思わないけれど、何かを新しく知るきっかけや踏み出す勇気のきっかけになれたらうれしい。

 SEXレッスンを初めて早9カ月。長年人に言えない性の悩みを抱えた男性の多さにただただ驚くばかりだ。

mandara

*曼荼羅*(まんだら)
デリヘルで風俗デビューし、出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちした後、現在は素人童貞などSEXに自信のない悩める男性のためにプライベートレッスンをしているアラフォー風俗嬢。子宮筋腫と腎臓の手術経験があり、現在は子宮頸がん中等度異形成持ち。売りはHカップのおっぱい。
ブログ「続・おちぶれ続けるアラフォーでぶ女の赤字返済計画
悩める男性のためのSEXレッスン「プライベートレッスン

最終更新:2018/04/22 21:00
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