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[ジャニーズ・メディアの裏側]

「村上信五with関ジャニ∞の印象に」『27時間テレビ』MCに業界人絶賛も、意外な弊害

2017/09/15 08:00
ほんま出世したな、ヒナちゃん

 フジテレビ系恒例の大型特番『FNS27時間テレビ にほんのれきし』が先日幕を閉じた。近年はスポンサーがなかなか集まらず、SMAPが総合司会を務めた2014年には48社だったスポンサー数が、今年は36社と大幅激減。収録スタイルになった経緯には、通常のレギュラー番組の拡大版をつなぐことでしか予算をペイできない実情もあったようだ。

「今年の番組内容は、報じられている通り賛否ありますが、フジテレビがなんとかしてこの窮状を打破したいという意気込みは伝わってきました」(業界関係者)

 そんな『27時間テレビ』で、もっぱら称賛されているのが関ジャニ∞・村上信五。キャリア約40年を数える御大・ビートたけし相手に、スマートに立ち回るその力は、ファンならずとも好感をもって迎えられている。SNS上でも、「村上が司会者としての地位を確立すると確信した。この人には嫌味がまったくない」「中居くんより聞き取りやすい。MCにもってこいの人材」「村上くんをあなどってた。司会上手やな。滑舌よいしコメント力あり」「いやー、村上信五はめちゃくちゃ司会進行がうまいな。対バラエティ専用兵器みたいな人」といった意見が散見できる。

「確かに、今回の収穫は村上の“司会技術”かもしれません。『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)でマツコ・デラックスと言い合っているイメージが強かった視聴者には、新鮮だったでしょうね。彼は、番組によって薄口にも、濃口にもなれます。また周囲を俯瞰する力も備わっていますし、関西色をなるべく消しつつも、ツッコむときは、大阪のノリを出したりできる変幻自在の力を持っている。そういう特性は、『関ジャニ∞クロニクル』(同)でも垣間見えるので、『27時間』での姿も知っている人には普段と同じに映ったかもしれません」(同)

 また、よく語られるのが中居正広との比較だ。

「中居くんのMC力はすごいですが、その時々の機嫌がすぐ態度に出てしまい、陰湿なイジリをすることもある。また、シリアスな番組でのしゃべりと、バラエティーでのノリがあまりに違うため、そこに違和感を覚える人も。さらには『27時間テレビ』内で『さんま・中居の今夜も眠れない』に度々たけしが乱入すると、中居はやりづらそうにしている様子でしたが、村上はフラットにたけしと向き合うことができます」(放送作家)

 さらに、「中居くんはすでにポジションがだいぶ上なので、局を挙げての番組でないとオファーしづらい部分がありますが、村上は今ちょうど良いポジション。もともと司会のオファーはありましたが、さらに増えるでしょう」とも語る。時代は確実に移り変わっていると言えよう。

 さらに村上の活躍は、フジテレビにおいて1つのモデルケースになりうるという。

「4月期ドラマ『人は見た目が100%』に出演したブルゾンちえみと同じ現象です。ドラマは視聴率も振るわず、桐谷美玲、水川あさみの格をさらに下げてしまう形となりましたが、3番手に食い込んだブルゾンは、この出演でランクアップすることに成功。芸人寿命をさらに延ばしました。つまり、多くの俳優・タレントが出演を渋るフジテレビにあえて出ることで格が上がり、今回の村上も同じく、『損して得を取った』成功例と言えるでしょう」(前出・業界関係者)

 また、関ジャニ∞の知名度アップにもつながったと指摘する声もある。

「10日の日曜朝9時前から1時間にわたって放送された『関ジャニ∞クロニクル』スペシャルの平均視聴率が10.0%(ビデオリサーチ調べ、関東)と上々に終わりました。通常この時間は『ドラゴンボール超(スーパー)』と『ワンピース』という2大アニメタイムのため、両番組ファンから落胆の声が上がったのは確かですが、その層が視聴習慣でたまたま見たと考えると、メンバーの個性も出ていたこの番組が認知拡大につながったと考えられます」(在京テレビスタッフ)

 村上個人の仕事が、グループ全体にも恩恵をもたらす結果となったようだが、一方で、危惧すべきこともあるという。

「グループ内格差がこれで一気に広がったということです。グループの中では錦戸亮と大倉忠義がドラマや映画に力を入れていますが、いまひとつ評価には結びついていない。ほかの面々も、なかなか突き抜けずにいる。そんな中、番組出演数やCM単独出演数は村上が断トツです。そこへ加えて、『27時間テレビ』での高評価で村上がさらに図抜けた存在となり、グループが『村上信五with関ジャニ∞』というような印象になった感覚です」(同)

 今後の村上、そして関ジャニ∞の躍進に大いに注目である。
(村上春虎)

 

最終更新:2017/09/15 08:00
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