カルチャー
ひとつ屋根の下

家族の物を勝手に捨てる、その是非は? コレクター、ミニマリスト、弁護士の見解

2017/07/10 21:44

 黒沢氏によると、コレクターになりやすい人には6つの特徴があるという。

「たとえば、『コンビニでお菓子を買ったらオマケがついてきて、何となく毎日買っているうちに集まってしまった』などコレクターじゃなくてもよくあることですよね 。始まりはコレクターも一般人も同じなのですが、コレクターになりやすい人には共通点があるんです。(1)探究心が旺盛(2)リストマニア(3)時刻表や京都の街並みなど整然とした状態を好む(4)本棚の本などは番号順に並んでいないと気が済まない(5)電車の座席は端から詰めて座る(6)部屋がゴミ屋敷(本人的には理論的に分類されている)。こうした気質を持った人が、自分だけのコレクションアイテムを見つけて集め出したときが、コレクション地獄への第一歩なのです」

 また、『3人子持ち 働く母の モノを減らして 家事や家計をラクにする方法』(KADOKAWA)の著者で、ミニマリストの尾崎友吏子氏は「家族の思い出の品を勝手に捨てたりするのはあまり良い判断とは思いません」と話す。

「私は、家族の持ち物に関しては基本的に干渉しないことにしていますので、 家族がコレクションしている物を捨てさせるのは、基本的に賛成しかねます」

 ではもし、家族に荷物を捨ててほしいと思った場合、よい方法はあるのだろうか?

「たとえ家族とはいえ、人を変えるというのは難しいと思います。もし、できるとすれば、自分自身がシンプルな暮らしをして、そのメリットが家族に伝わった場合でしょうね。家族は、もっとも小さい社会の単位だと考えます。お互いの領域を干渉し過ぎない、お互いに敬意を払うなど、社会の中では当たり前のルールを、馴れ合いの家庭の中ではつい忘れてしまいがちになりますが、それを少し意識するだけでも、お互いがもっと気持ちよく過ごせるのではないでしょうか」

 「物を減らしたい人」と「捨てられない人」が同じ家に住んでいると、このようなトラブルも起こり得る。居住空間を共有する家族だからこそ、お互い気を使うべきではないだろうか。
(カワノアユミ)

最終更新:2017/07/10 21:59
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