カルチャー
6月23日告示、7月2日投開票

“平愛梨の弟”も小池知事の「都民ファースト」から出馬! 都議選が全国的に注目されるワケ

2017/06/23 20:30

 このように、都民ファーストの候補者は問題が多いと言わざるを得ませんが、代表を務める小池百合子知事の人気と期待度が安泰なので、相当の数の候補者が当選してしまうと思います。ただ、当初の予想のように、都民ファーストが「単独で過半数」というのは微妙な雰囲気ですね。民進党も「0議席かも」と言われていましたが、「2議席くらいはいくのでは?」と予想されています。

 都民ファーストと選挙協力体制にある公明党も現状維持とみられていますから、永田町で最も関心が高いのは、やはり自民党の得票数ですね。序盤では、「現在の3分の1まで議席を減らす」と言われていましたが、現在は「半分くらいは当選するかもしれない」という予想に変わりました。自民党が持ち直した背景には、森友学園と加計学園問題で野党から鋭い追及を受けている安倍総理が、19日に「通常国会で十分な政策論戦ができなかった」と陳謝したことにより、下がり続けた与党・自民党のイメージが下げ止まりになったからだと思います。

 また、小池知事が選挙戦直前に築地市場の移転問題の結論を発表した影響もあると思います。さんざん結論を先送りしてきた小池知事に対して期待が大きかっただけに、都民の「がっかり度」は相当なものでした。そして、やっと発表した「豊洲へ移転、築地も活用」なんて結論は、聞こえはいいですが、内容はどっちつかずですよね。予算面でも現実味が感じられず、すぐに多くの都民、国民から「浅はかなアイデア」だと見破られてしまいました。

 とはいえ、都民ファーストが都議会のキャスティング・ボートを握ることは確実で、国政政党(国会議員5人以上が要件)を目指す動きは出てくるでしょうね。メンバーには、前述の柿沢未途氏のほか、日本維新の会を除名された渡辺喜美氏、自民党を離党した若狭勝氏などの名前が取り沙汰されています。国政政党への動きが確実になれば、蓮舫代表になってからの民進党「離党ドミノ」が一層加速することも予想されます。ただ、渡辺氏と柿沢氏は、みんなの党時代に相当な確執がありましたから、一緒の政党ではやっていけないかもしれません。いずれにしろ都議選の結果は、メディアの報道の姿勢と、都民一人ひとりの1票で決まります。

 東京都の有権者のみなさまは、ぜひ投票にいらして、大切な1票の行方を見守ってください。今は期日前投票もできます。自宅に届く用紙を持ち歩いていなくても、免許証や住民基本台帳カードなど身分を証明するものがあれば投票できますので、よろしくお願いします。
(神澤志万)

最終更新:2017/06/23 20:30
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