コラム
角川慶子の「シロウトで保育園作りました」第134回

「事故さえ起こさなければお金が入ってくる」、日本の保育業界はそれでいいの?

2017/04/15 16:00

 いまは、衾の森こども園と駒沢の森こども園の往復ですよ。楽しいけど、消耗しているのが自分でもわかります。ネイルサロンにも行けず、まつ毛のケアにも行けず、今週末でリセットしたいなあ。あ、土曜日は娘が通う小学校の保護者会だった。

 もちろんシッター派遣業の「森のナーサリー」も変わらず営業中ですが、スタッフの派遣はバンギャ事務(大手音楽事務所で働いていました)に任せ、私がやることはお客様の面談ぐらいですかね。シッターの都合がつかない時は私がシッターさんとして働いていますが、「角川が担当します」と連絡すると、帰りにお菓子をいただいたり、お茶菓が用意されていたり、お客様にご負担を掛けてしまうのです。忙しくて利用されているのに、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 いい人がほとんどですが、なんと2月分のシッター利用料金を払わない人がいるので、あさってまでに入金がなければ、経営陣の男子2人と私で取り立てに行ってきます。この時間があったら、ネイルケアに行けるのに! このままじゃ3月分、4月分も取りっぱぐれそうなので、今後利用しないにしろ、全額払っていただきますよ。合わせると30万円ぐらいなので、大金です。この記事がアップされた頃には、解決しているといいなあ。

 直営園は大変と言いながら、プロデュースと違って楽しいです。衾の森こども園が安定したら、早く大好きな町、芦屋(神戸)に進出して、多忙な生活を送ってみたいです。きっと私の人生は何かに追われる人生なのかもしれませんね。

角川慶子(かどかわ・けいこ)

1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に「駒沢の森こども園」、2016年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」をオープンさせる。家庭では9歳の愛娘の子育てに奮闘中。

 

最終更新:2017/04/15 16:00
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