カルチャー
[女性誌速攻レビュー]「BAILA」4月号

清原和博の元妻・亜希が降臨&離婚特集まで!! 「BAILA」が“アンチ結婚”を邁進中!

2016/04/09 19:00

■まずは結婚させてほしい

 最近、結婚へのアンチテーゼとしての色が濃い「BAILA」ですが、今月号には結婚を大きく通り越して「離婚」特集がありました! 「VERY」(光文社)などアラフォー向け媒体ならば、ちらほら目にする特集ですが、アラサー向けにこれをやってくるとは。濱田ブラシ効果で同誌を手にした、年上読者向けの特集なのでしょうか?

 早速、特集「30代離婚が増えてるって本当?」は、一体どんな内容なのか見てみると、「1.バイラ世代の離婚が増えている」「2.結婚後5年未満で離婚している」「3.離婚後、離婚したことを後悔していない人はなんと84%!」といったトピックが。なんだか筆者も離婚したくなってきました。結婚してすらいませんが。

 なぜ「BAILA」世代の離婚が増えているのか、その理由の45%が「お金」問題でした。借金やギャンブルもることながら、昨今では「まじめにダブルインカムで働いていても世帯年収が厳しい」という家庭も少なくないよう。夫婦間で、育児と仕事の両立に伴う意見のすれ違いが生じ、現在は母子手当などの福祉も充実していることから、「そんなら1人で仕事して育てたるわ!」と離婚に踏み切る人もいるそうです。子どもとダンナ、2人の世話をするよりも、子どもだけの方が気楽でいい、という気持ちもわからなくはありません。

 筆者のような「結婚を夢見る独身読者」たちは、夢を打ち砕く厳しい現実を突き付けられた格好ですが、「幸せな結婚生活がずっと続く、と安心しきらないこと」「働き続けるという選択肢を視野に入れ経済的自立を」というのは真っ当なご意見。婚活するにも、まず離婚のことを考えなければいけないようです……。

■“きよはら”ですが何か?

 そんな離婚話の後に、いま最もタイムリーな離婚者の1人である“あの方”のインタビューがありました。いつもパンチのある人選が光る「カッコイイ先輩列伝」。今月号は「亜希」さんです。筆者は一瞬、「亜希さんって誰?」と思ったのですが、元プロ野球選手の元旦那が最近いろいろあったので、改名に踏み切ったあの亜希さんでした。いやぁ、「元・清原亜希」みたいな注釈がどこにもなく、旦那や子どもの話も出て来ないため、本気でわかりませんでした。ビジュアルだけ見ると長谷川理恵ですし……。

 内容としては、結婚してからの話は一切なく、売れていない20代頃の話を中心に構成されています。誌面の分量としてはスッカスk……いつもより白さが目立つことから、どうやらだいぶんカットが入ったのではないかしらと、ゲスの勘繰りをしてしまう筆者。そんな亜希さんが語っておられることは、結局「大事なものを守り抜ける強い自分、流されず揺るがない、大きな木のような人になりたい」ということ。もう、がっつり「女手一つで子育てします!!」感が出ていらっしゃいます。ほかにも、プロフィールの中に「『お弁当が知ってる家族のおはなし』(集英社)も好評発売中!」という記載があったりと、結婚、子育てを隠したいのか、隠したくないのかよくわからない内容に。そんな宣伝しちゃうのなら、結婚生活の話をがっつり聞かせてほしかった!

 というわけで、キラキラしていた青春時代もとうの昔に消え去り、「ついに中島みゆきファッションが似合う歳になったのか……」と感慨深い今月号の「BAILA」。あの頃は、30歳になったら結婚して、子ども産んで……と、離婚なんて考えてもいませんでした。やっと結婚できたと思ったら離婚だなんて、結婚ってつくづく費用対効果が低い制度だと思わずにいられません。「BAILA」のアンチ結婚路線は今後どう展開していくのでしょうか?
(ルイーズ真梨子)

最終更新:2016/04/09 19:00
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