カルチャー
「おとなのオリーブ」トークショー

「おとなのOlive」が鮮やかに描き出した、“自分の好きをみつける”「Olive」のメッセージ

2015/04/24 17:00

■「カワイイ」が全てのきっかけになる

「Olive」バックナンバーも展示・販売されていた

 ところで、近年の雑誌は「若い読者には、こういう特集だと売れるんじゃない?」という“マーケティング重視”の傾向が強い。しかし、「Olive」は、ティーンたちの価値観に寄せていくのではなく、まずスタッフたちの関心や感動ありきの雑誌作りだったことも明かされる。まず、「売るより前に、カワイイ!」。全てはそこから始まっていたのだ。

「『リセエンヌって初めて聞いたけど、言い方だけでもカワイイよね』とか、街で見た男子たちが可愛かったから、『じゃあ、男の子特集じゃないの?』ぐらいのリアルさでした。編集部は女子校のように楽しくてカワイイが溢れていて、『明日、会社に来る?』を『明日、学校来る?』ってよく間違えたし、撮影のことも『明日、試合でしょ?』みたいな(笑)」と懐かしそうに語る近田さん。そんな「Olive」編集部が一時期、「オカルト編集部」と呼ばれていた逸話まで飛び出た。「マガジンハウスの地下スタジオで物撮りをしていると、みんな、ついつい物に語りかけちゃうんですよね。『カワイイね、カワイイね』って。で、隣のスタジオにいたPOPEYE編集部の男性が『誰もいないのにしゃべってる』と恐怖したんです(笑)」(大森)。

 続いて、話題は今回発売された「おとなのオリーブ」へ。まず中島編集長が、読者の反響を“壮大な同窓会のような温かいツイート”として紹介。「読み進めるのがもったいなくて、今日は枕にして寝よう」「Oliveモデルの真似をして内股で立つ練習をしていました」「毎日違う三つ編みで登校しました、三つ編み特集は今でも大事に持っています」――。中には、「おとなのオリーブ」と「GINZA」がバラバラに置かれている書店で混乱が起きないよう、“仲間”のためにせっせと両者をドッキングしたり、「妙齢の殿方がどんな顔でレジに持って行くのか」をこっそり見守っていたという元オリーブ少女までいたと、中島編集長はうれしそうに報告した。

アクセスランキング

今週のTLコミックベスト5

  1. 塩対応な私の旦那様はハイスペックな幼馴染!?~トロトロに甘やかされて開発される体~
  2. 交際ゼロ日で嫁いだ先は年収5千万円のスパダリ農家~20歳、処女を弄ぶ優しい指先~
  3. お花屋さんは元ヤクザ~閉店後の店内で甘く蕩ける~
  4. 体育会系幼馴染は世界一の溺愛男子~全人類の好感度がある日見えたリケジョの私~
  5. 淫魔上司は不器用な溺愛男子~インキュバスが魅せる激甘淫夢は人外の快感~
提供:ラブチュコラ
オススメ記事
サイゾーウーマンとは
会社概要
個人情報保護方針
採用情報
月別記事一覧
著者一覧
記事・広告へのお問い合わせ
プレスリリース掲載について
株式会社サイゾー運営サイト