「Gina」のオシャレ原理主義の弱点は男!?　ヘソを出しつつ“政治家ウケ”を狙う二枚舌

■ひょっとして、業界専門紙なのか？
　28歳で「Gina」風のファッションをできるのは、どのような職業の人なのでしょうか？　ウィークデイにスニーカーを履いたり、サンダル（冬も！）履いたり、へそ出し（冬も！）したり、少なくとも丸の内界隈で働いているようなOLには無理ですよね。おしゃれアイコンとして登場している人は、アパレルブランドのプレスやディレクター、ヘアサロンの方などばかり（これまた横文字オンパレード、オシャレだわー）なので、そういったオシャレを生業としている28歳以上の方に向けた雑誌なのでしょうか？　28歳以上がターゲットということは、もう学生ではないだろうし……読者像が、筆者には見えません！

　そんな疑問を抱えながら読み進めていると、「シンプルクールゆう&大人ミーハーカナのMY BEST 9で着回し2WEEK!!」という企画を発見。着回し企画は、多くの場合、読者像をイメージした女子が主役です。筆者、「もっと『Gina』のことが知りたいの……助けて！」と飛びつかせていただきました。が、誌面ではシンプルクール派のゆうと、大人ミーハー派のカナ、という説明だけの2人の女子が、淡々と、どこかのビルの屋上とハウススタジオ風の場所で着こなしを披露しているだけでした……わからない！　どんな28歳以上なのかやっぱりわからない。どんな仕事しているの？　どんな風にオフを過ごしているの？　謎はますます深まるばかりです。とりあえずわかったことは「安定」「こなれ」よりも「オシャレ」を追いかけていること。来月号からに期待します。というか、美容師さんがいつも筆者の前に「Gina」を置いていくのは、どういうこと？　他人から見たら「Gina」風ってこと!?
（白熊春）