コラム
噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第235回】

「連盟の理事にしてもいい」橋本聖子、“セクハラ”写真流出ルートと高橋大輔への甘言

2014/09/02 21:00

 次は完全に墓穴を掘ったとしかいいようのない、江角マキコ“ママ友”いじめ問題である。この問題は江角のブログでのイジメ告発、ママ友からの逆襲、そして反江角派閥の“ボス”といわれる長嶋一茂の妻の存在と、長嶋邸への落書き事件と凄まじいまでの展開を見せている。

 もちろん今週の女性週刊誌全誌が江角問題を取り上げたが、さすがママ友の逆襲をスクープした「セブン」、江角叩きだけではないバランスの記事を掲載している。他2誌が「江角マキコの“ママタレ”失業危機」(週女)「『新ショムニ』リストラ危機!」(自身)と江角サイドの苦境をクローズアップし、「江角みたいなキツい性格で、仕切り屋さんはハブられて当然」といった風潮が強い中、「セブン」はその背後にある特殊事情を報じている(ちょっとだけど)。

 そもそも江角が仕切りたがり屋だったことは確かだが、その後の仲間はずれぶりは気の毒なほどだったという。江角の近くに寄らない、江角の出ている番組について「超つまんないよね~」とこれ見よがしに言う。テレビに江角が映ったらすぐ消す、と陰口を叩く――。レベルが低いと言うか、もうどっちもどっち。どっちが正しいなんて双方共にない。そしてその原因が学校の特殊性にあると切り込む。

 子どもたちの学年に沿ったママたちの年功序列ぶりがすごく、年少のママは年長ママに絶対服従。さらにさまざまな掟が存在するらしい。まさに「ママカースト」の世界だ。しかも学校は見て見ぬ振り。江角はこうした掟に従順ではなかった。そして仲間はずれ――。次元が低いといえばそれまでだが、子どもを人質のようにとられたママたちにとってこれは切実な問題だ。しかも、江角や長嶋の子どもが通うこの名門校(青学だということはすでに誰でも知ってると思うが)、著名人やセレブが多く、「セブン」が指摘する以上にいろんなことでママ差別も行われているという。これはかなり以前から指摘されてきたことだが、親や祖父母の職業出自、住居、車、服装、出身地といったさまざまな要因で区別され、差別される。

 そんな中、自身の力で女優として成功した地方出身の江角は、ほかのママにとっては目障りで“成り上がり”的存在の代表格だったのだろう。しかも「週刊文春」の長嶋邸落書き事件は、かなり近い関係者からの情報と思える詳細な記載が多い。大手事務所を辞めた江角と、国民的な一家でいろんな後ろ盾を持つ長嶋一家の情報戦。その軍配は推して知るべしだろう。しかも落書き事件は下手をすれば刑事事件として発展してもおかしくないものでもある。

 それにしても7月31日、江角がブログでイジメ問題をつぶやかなければ、こんな騒動は起こらなかったはずだ。まさに墓穴な騒動である。

 つちやかおりの“男”など、誰が興味あるのだろう。とは思うものの、これまた「自身」と「週女」が揃って取り上げている。しかも2誌ともつちや本人に直撃し、例の割烹料理店店主の“恋人”について質問しているのだが、つちやは「(恋人と順調ですか?)はい! でも娘が成人するまでは、結婚についてまったく考えていません」(自身)。「交際は順調です。今を楽しんでいます」(週女)との答え。

 でもなんだか“恋人”が逃げ腰だと盛んに報道されているのだが――。しかし、それでもつちやはこのネタで引っ張るしかない。布川敏和と離婚した今、マスコミに取り上げられる唯一の話題がこれだから。しかも「週女」に至っては、この記事がトップ! 本人からの売り込みか? 2誌とも(笑)。

最終更新:2015/09/07 18:25
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