カルチャー
[女性誌速攻レビュー]「AneCan」6月号

2,400円の靴下は“安い”! 「AneCan」の金銭感覚は万単位があたりまえ!?

2014/06/26 21:00

 アイテム紹介に“名言”を散りばめている方も少し紹介を。作家・コラムニストのLilyさんは「自分のキャリアとともに育てていける名品への出費は惜しまず!」「使い込んで自分の歴史を刻み込んでいくものこそが、高くても買うべき価値があるもの」と、おっしゃっていました。

 自分のキャリアとともに育て……る? 子どもや動植物ではなく、物を育てるってどういうことなんでしょう。デニムを育てるとはたまに聞く言葉ですが、せいぜいなめこしか浮かばないです。センスの壁ですね。次に出てきた、自分の歴史を刻むという言葉もポエティックすぎて掴めません。お高いバック(お値段約45万円也)で、男をぶん殴ってできた傷……とかでしょうかね。Lilyさんの、これからのキャリアと歴史に期待させていただきましょう。この企画、本来ならば割とロジカルな企画だったのだと思います。それなのに、この右脳全開モードはなんなんでしょう。得意の「あえてのハズシ」「こなれ」技? やってくれますね~「AneCan」。

■規格外の女
 「もしも丸一日、お休みとれたら何する?」では、押切もえさんの、趣味に時間を費やしたプランから、川村桃子さんの日帰り広島旅行まで、「わかる~!」と共感度が高いプランばかりで、いささかつまらなくもないです。「やっと、わかり合えるわ、私たち……」と、思いきや、最後の最後でAneLADY100(読者ユニット)の妄想プラン5人分に、まさかの日帰り韓国旅行をするという強者が!! 10万の予算で、韓国行って、ショッピングして、ランチして、化粧品買って、IKKOさんお勧めのエステに行って、滞在時間はたったの8時間という「就業時間か!」と突っ込みたくなるようなハードスケジュールが展開されています。うーん、でも買い物、ご飯、エステだけなら、10万握りしめて、朝から晩まで新大久保ってプランで十分じゃないですか? 8時間しか滞在できないのにわざわざ海外いくなんて、トイ・ストーリー・マニア500分待ちと同じくらい想像し難い話です。しかし、そんな驚きのプランはお一人だけで、ほかの方は、美術館や動物園、ショッピングなどに行って、夜は早めに帰って家でゴロゴロ、とすごく親近感の沸く話ばかりでした。1人だけ猛々しく弾丸韓国を提案した行動力と情熱あふれる女性は、「AneCan」より「婦人公論」(中央公論新社)や女性週刊誌の方が水が合うかもしれませんよ~!
(白熊春)

最終更新:2014/06/26 21:00
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