龍馬、高杉晋作、モーツァルト……「偉人」役がハマるジャニーズWEST・桐山照史、NHK大河出演に現実味?

 どうしてあのタレントは人気なのか? なぜ、あんなにテレビに出ているのか? その理由を、業界目線でズバッと斬る「ズバッと芸能人」。

 9月9~10日に放送された『FNS27時間テレビ にほんのれきし』(フジテレビ系)。ここで関ジャニ∞・村上信五の仕切りぶりが注目されたが、もう1人、熱視線を浴びたジャニーズがいた。

 それが、関西出身のグループ「ジャニーズWEST」の桐山照史(きりやま・あきと)だ。番組内で放送された時代劇『私たちの薩長同盟』では坂本龍馬を演じていたのだが、一体何が視聴者の関心を集めたのか?

 それは、「幕末時代劇」への出演回数、さらには「偉人」を演じる多さだった。桐山はこれまで、先に述べた坂本だけではなく、高杉晋作、大同生命を創業した明治の実業家、そして果てはモーツァルトといった歴史上の人物ばかり演じているのだ。

 なぜ桐山は「幕末映え」「偉人映え」するのだろうか? さまざまな観点から探ってみたい。

■若かりし頃の高杉晋作を好演

 桐山と時代劇との出会い――。それは、関西ジャニーズJr.だった5年前にさかのぼる。2012年1月2日に放送された『新春歴史スペシャル 知られざる幕末の志士 山田顕義物語』(TBS系)。主人公は、倒幕の志士であり、日本法律学校、のちの日本大学を創立した山田顕義。その青春時代を、時代劇初主演のHey!Say!JUMP・山田涼介が熱演した。桐山は、そんな主人公と切磋琢磨する、幕末の英雄・高杉晋作を演じている。

■大同生命を設立した明治の実業家

 3年後の15年、彼は念願のNHK朝ドラに抜擢された。波瑠がヒロインを務める『あさが来た』である。役どころは、あさ(波瑠)が嫁いだ両替屋「加野屋」の三男・白岡榮三郎。そのモデルは、のちに大同生命を設立し、初代社長に就いた明治の豪商・広岡久右衛門 (9代目)という実在の人物だ。

 そもそも、なぜ彼が『あさが来た』に起用されたのか? この作品はNHK大阪の制作だが、彼は直前に『二十歳と一匹』というドラマに出演していることから、選ばれやすい環境にあった。また、作品は幕末から文明開化が時代背景となるため、和装も洋装も似合わなければいけないという条件が出演者にはあったが、その点、彼はどちらもしっくりきた。また、洋装といっても、モダンな感じの装いがハマッたのだ。

■天才音楽家・モーツァルト

 そんな桐山が演じてきた「偉人」の歴史に、9月24日から新たな1ページが加わる。なんと、天才音楽家・モーツァルトを演じるのだ。

 彼が出演するのは、松本幸四郎による演出・主演舞台『アマデウス』。1982年の日本初演以来、毎回絶賛されてきた人気の作品だ。実に6年ぶりの再演であり、来年から「2代目松本白鸚」を襲名する幸四郎にとって、これが「松本幸四郎」として最後の『アマデウス』。そんな大作に桐山がなぜ? と一瞬思うが、今から2年前、同じWESTの神山智洋とともに主演した舞台『ブラッドブラザーズ』を、幸四郎は観劇しているという。そのころから桐山に一目置いていたのかもしれない。
 

■外見とメンタルな部分が好影響?

 では彼は、洋の東西を問わず、どうして偉人を演じることが多いのか? 

 彼は現代劇でも活躍はしている。08年にはドラマ『ごくせん 第3シリーズ』(日本テレビ系)でメインの生徒役を、また10年には月9ドラマ『流れ星』(フジテレビ系)で肝臓に重い病気を抱えている高校生役を、16年の『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(同)では、手柄を上司に横取りされてしまう新入社員を演じていた。
 
 だが、彼には元来「太りやすい」という体質上の問題がある。つまり、油断すると体格や顔の肉づきがよくなってしまう傾向にあるのだ。そこで、どこか無骨な雰囲気を自然に醸し出すことができる。しかも着物を着ると、そのガタイのよさが逆に風格をもたらしてくれる。『私たちの薩長同盟』での坂本役がしっくりきたのも、そのせいなのかもしれない。

 また一見、豪快で気さくな印象ながら、人一倍ナイーブでセンシティブな性格の持ち主といわれる。役にも、そうした自分のメンタルを投影しやすいのではないだろうか。さらには、Jr.時代からリーダー的存在であり、ジャニーズWESTとしてさらにステップアップしたいともがき苦しむ姿が、日本でいえば「幕末」、またヨーロッパでいえば絶対王政から資本主義社会に移り変わろうとする「中世」という混沌とした時代となじむのかもしれない。彼の父親が大の歴史好きということも、自然と役を引き寄せているのかもしれない。

■夢のNHK大河出演へ

 そんな彼が先日、スポーツ紙のインタビューでこんな抱負を語っている。「30歳まであと2年。明確なプランはないですが、いろんなことをやりたいんです。役者でいえば大河ドラマや1人舞台、ヒール役に挑戦したいですね」
 
 大河は朝ドラと並ぶNHKの看板ドラマ。出てみたいと思うのは当然だろう。

 ちなみに、来年の大河ドラマは幕末を舞台とした『西郷どん』だ。西郷隆盛役は鈴木亮平に決定しているが、まだ決まっていない配役も多い。

 朝ドラから大河に抜擢されるケースは、これまでもある。『おひさま』に出た高良健吾は、4年後の『花燃ゆ』に高杉晋作として出演。松坂桃李は『梅ちゃん先生』に出た2年後に『軍師官兵衛』で黒田長政に抜擢されている。何より、14年の『花子とアン』で人気に火がついた鈴木亮平が4年後の18年に大河に選ばれているのだ。桐山も、『西郷どん』からなんらかのオファーが舞い込む可能性はある。
 
 今後の桐山照史に、大いに注目したい。
(文=都築雄一郎)



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