視聴率は右肩上がり

新垣結衣『逃げ恥』驚異の録画再生視聴率! TBS大歓喜も、スポンサー企業の本音は?

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『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)公式サイトより

 新垣結衣主演のTBS系連続ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(火曜午後10時~)が絶好調だ。初回は10.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、ギリギリ2ケタに乗せた程度だったが、第2話は12.1%、第3話は12.5%と、視聴率は右肩上がりだ。

 そもそも、TBSの「火10」ドラマは、2014年4月期にスタートしたが、視聴率は前クールまで、10期連続で1ケタ台と低迷し、“爆死枠”とも呼ばれてきた。しかし、『逃げ恥』は同枠初の初回での10%超えを果たし、第2話では『マザー・ゲーム~彼女たちの階級~』(15年4月期/木村文乃主演)最終回の10.5%を抜き、同枠単話最高視聴率をマーク。そして、第3話では、その最高記録をさらに更新した。この調子で推移すれば、今年1月期『ダメな私に恋してください』(深田恭子主演)の全話平均9.5%を超え、同枠史上最高視聴率を更新する可能性が高くなってきた。

 『逃げ恥』の好調ぶりは、リアルタイム視聴率だけではなかった。10月3日からビデオリサーチ社がタイムシフト(録画再生)視聴率の本格調査を始めたが、TBSが明らかにしたところによると、初回のタイムシフトは10.6%で、リアルタイムを超える驚異的な数字をマーク。リアルタイムとタイムシフトを合わせた総合視聴率(重複視聴は除く)は19.5%にも及んだ。

 今クール、TBSの連ドラ(プライム帯)の中で、初回視聴率トップは、織田裕二主演『IQ246~華麗なる事件簿~』(日曜午後9時~)の13.1%で、『逃げ恥』の初回を大きく上回ったが、『IQ246』のタイムシフトは8.3%。つまり初回に関していえば、『逃げ恥』はタイムシフトで『IQ246』を上回る好調ぶりを見せたのだ。他局と比較しても、リアルタイムで初回20.4%を記録した『ドクターX~外科医・大門未知子~』(米倉涼子主演/テレビ朝日系/木曜午後9時~)のタイムシフトは9.5%で、『逃げ恥』初回は、これすら上回ったのだから快挙ともいえる。

 予想を超える『逃げ恥』の高視聴率に、TBSはニンマリしているだろうが、CMを出稿しているスポンサー企業は、こういった現象に複雑な思いを抱いているという。

「ぶっちゃけ、録画再生の際、多くの視聴者はCM部分を早送りして見るでしょうから、スポンサーにとって、タイムシフト視聴率がいくらよくても何の意味もないのです。テレビ局は、リアルタイムだけではなく、タイムシフトを合わせた総合視聴率がよければ、万々歳なのですが、スポンサーとしては、そういうわけにもいきません。あくまで、リアルタイム視聴率こそが、CM出稿の指標であり続けるのは間違いないでしょう」(テレビ関係者)

 ライフスタイルの多様化、テレビ視聴習慣の変化などで、視聴者が必ずしも、見たい番組をリアルタイムで視聴するとは限らない時代となった。ビデオリサーチ社の新たな試みは画期的だが、浸透するのには時間がかかるだろう。スポンサー側は今後も「リアルタイム視聴率」にこだわることになりそうだ。
(田中七男)

CMを楽しめる余裕ある生活を送りたい……

しぃちゃん

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