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「VERY」2015年11月号(光文社)

 今月の「VERY」(光文社)には、『紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす』(朝日出版社)で2015年のドゥマゴ賞を受賞した武田砂鉄さんの「VERY聖地ルポ」という異色のページが注目です。その文字数はなんと9,000文字。著書で、世にあふれる“決まり文句”から現代社を批評したライター・武田さんは、「VERY」と「VERY」読者、そして「VERY」の聖地をどう見るのでしょうか。

<トピック>
◎VERY聖地ルポ
◎冬のママには3つのコートが必要です!
◎子どもがいるとあきらめる服を、秋はあきらめない!

■客観視されたがる「VERY」読者の心理

 武田さんがまず訪れた「VERY」の聖地は「二子玉川」でした。そこには、夏限定の遊び場「NATSU‐NIWA」という場所が開放されていて、子ども連れのママ友たちが、写真を撮ってはSNSにアップしていたとのこと。その姿を見て、武田さんは、「写真を確認し合うようにママ友たちが『いいね!』を押し続けているのだとしたら、こちらは『大変だね!』ボタンを押したくなるのだが、そんなボタンは存在しない」と辛口です。

 ほかにも、蔦屋家電の2階にあるソファーに座る、いかにも「VERY」ママたちの口から、「やっぱり女子力なのかなあ」という言葉が出たことに対し、武田さんは、「VERYのママたちは、巷に流れる『女子』の乱用に嫌悪感を覚えているのではないかと思っていたが、『やっぱり女子力なのかなあ』との発言からテンションが数段階アップした」と語ります。その理由は、「VERY」の誌面での一人称は「ママ」なのに、読者は「女子」をさらりと使う。そこに、「VERY」の「重層性」があるのかもしれないと気づいたからのようです。

 このように、武田さんによって、“紋切型”ではなく、ときには冷笑的にも感じられる分析が次々と繰り出されます。もちろん筆者は、「VERY」の読者ではあるけれど、「VERY」が想定する読者からはかけ離れているからこそ、この分析を面白く感じるのですが、実際の「VERY」読者はこれを読んでどう感じるのでしょうか。

 勝手に読者の気持ちを想像すると、悪くないのではないかと思うのです。例えば、占い師に自分のことをズバリと当てられるのは、なぜか気持ちが良いもの。それが、悪いことであっても、「そうそう、私、実はそういうところがあるの」という妙なうれしさがあるのではないでしょうか。この武田さんの指摘にも、似たような効果があると感じます。

 もちろん今までも、今回のような「VERY」読者の痛痒いところを指摘する読み物ページはありましたが、武田さんの登場で、「VERY」におけるそういった側面が確立されたような気がしました。

『VERY(ヴェリィ)2015年11月号[雑誌]』 とにかくシャネルなハイヒールモモコの生き方は難しいのね amazon_associate_logo.jpg
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