素足になるなんて100万年先よ~

ブツブツ毛穴、干上がりすね、鏡餅級かかと……皮膚科に聞く、夏の素足のトラブルSOS!

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 冬の間はタイツやソックスで隠されていた女性の素足も、夏が近づくにつれて露出する機会が増えていきます。特に2014年の夏頃からは、ファッションの傾向からストッキングなどをはかずに素足で過ごす女性が増えているんだとか。それに伴い、さまざまな肌トラブルから素足を人目にさらすことを躊躇したり、間違ったケアで肌質が悪化したりと、悩んでいる人も多い様子。そこで、東京医科歯科大学皮膚科の特任講師であり、同院に日本では珍しいフットケア専門外来を開局した高山かおる先生に、夏に多い足トラブルと対処法、正しいフットケアについてお話を伺いました。

――近年、夏に生足で過ごす女性が増えているようですが、肌トラブルで素足を出せずに悩んでいる人も多いと聞きます。具体的には、どのような悩みが多いのでしょうか?

高山かおる氏(以下、高山) 一般的に多くみられるのは、かかとの角質が厚くなってごわついたりひび割れたりする「鏡餅級かかと」、すねの皮膚が干からびた湖の底のようにカサつく「干上がりすね」、ぽつぽつと毛穴が目立つ「ブツブツ毛穴」の3つです。私はこれを“夏の3大足トラブル”と呼んでいるほど、多くの女性が悩んでいる症状です。

――“夏の3大足トラブル”は、どのような原因で発症するのですか?

高山 私たち人間の皮膚は、体内の水分を保持したり皮膚の表面を滑らかに保ったりするための“角質”で覆われています。この角質は一定期間で剥がれ落ちて新しく生まれ変わるのですが、そのサイクルであるターンオーバーが加齢による代謝の低下などでスムーズにいかなくなると、古い角質がたまってしまいます。そうすると角質層内部にある天然保湿成分が表皮を覆いきれなくなり、“夏の3大足トラブル”のような乾燥や角質肥厚、ひび割れなどを起こしてしまいます。また、そのようなメカニズムや角質層の特徴を知らずに自己判断で間違ったフットケアを行ってしまうと、ターンオーバーの乱れに拍車をかけ、症状を悪化させてしまうことにもなるんです。

――自己判断で行っている間違ったフットケアとは、具体的にどのようなことですか?

高山 例えば、厚くなったかかとの角質を軽石などで削ること。これはかえって刺激を与えてしまい、角質肥厚を悪化させます。あとは、肌への刺激が強い脱毛法や、ムダ毛を剃った後に保湿剤などを塗らずに放置してしまうことも、肌の乾燥を引き起こす原因となります。

――“3大足トラブル”を悪化させる要因で、夏に起こりがちな原因を教えてください。

高山 足は体重がかかるところなので、立ちっぱなしや底の薄いサンダルなどで足の裏が刺激を受けると、かかとを中心に角質層が厚くなって「鏡餅級かかと」を悪化させてしまいます。さらに痛みが伴う場合には、かばって歩くことで姿勢が崩れ、ひざ痛や腰痛を引き起こすこともあります。ほかにも、夏冷えやエアコンによる室内外の温度差、紫外線などで「干上がりすね」の乾燥が進めば、皮膚のバリア機能が低下して少しの刺激でもかゆみを感じるようになり、寝ている間に無意識にかきむしってしまうなど肌トラブルを悪化させる事態も招いてしまいます。また、見せられる足にするために念入りにムダ毛処理をすることで皮膚表面の柔軟性が失われれば「ブツブツ毛穴」はより目立つようになってしまいますし、正しいフットケアでトラブルをなくしておくことはとても大切なんですよ。

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しぃちゃん

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