王道は1つにあらず

朝ドラ『まれ』に噴出、過去作“寄せ集め”疑惑!? 「見たことある」シーン連発の真相

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『NHK連続テレビ小説「まれ」オリジナルサウンドトラック』/ソニー・ミュージックレコーズ

 朝のNHK連続テレビ小説『まれ』が好調だ。3月末から始まったこの作品の30話(5月2日)までの平均視聴率は19.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、前作『マッサン』の同じく30回までの平均は20.6%、また『あまちゃん』(2013年)の30回までの平均19.2%と比較しても、遜色ない支持を集めているようだ。

 しかし、作品を見ている若いネットユーザーからは不満の声が聞こえてくる。「まれ、ほんと悪い意味で全体的にどっかで見たことある」「母娘の確執……あれ? どっかで聞いたなぁ」「なんかどっかで見たことあるシーンばっかりなんだよね」などなど、“デジャヴ疑惑”が巻き起こっているのだ。「確かに、実際に『まれ』を見ていると、物語の起点や家族構成、またその人物描写において既視感が否めない」と語るのは、ドラマ制作会社のスタッフだ。

 具体的にポイントを挙げていくと、例えば「移住」。特に「家族での地方への移住」だという。

「土屋太鳳演じる『まれ』のヒロイン・津村希は、10歳のとき東京から石川・能登のとある漁村に家族で移住してくる。しかしこれは、かつての名作『ちりとてちん』(07年)で貫地谷しほり演じる和田喜代美が、9歳のときに家族と福井の海沿いの村に引っ越してくる設定を彷彿とさせます。ちなみに、『風のハルカ』(05年)のヒロインも、9歳の時に大阪から湯布院へ移住しています。どうやら朝ドラでは、移住は9歳から10歳までにするものらしい」(同)

 続いては「父親像」。『まれ』では大泉洋が、夢ばかり追いかけ、お金の匂いがするビジネスに首を突っ込んでは失敗するというダメ親父を演じている。

「この『情けない父』という設定は近年の定番。『ウェルかめ』(09年)では石黒賢が、タヒチにサーフショップを開くことを夢見る“お気楽”元サーファーの父を演じていたし、『てるてる家族』(03年)では岸谷五朗が『オレは銀行員を辞めてパン屋をやる!』と言って、これまた周囲を戸惑わせていた。そのおとぼけキャラクターが、今回の大泉と非常にダブる。『ちゅらさん』(03年)の堺正章演じる父親が、冗談ばかり言いながら毎日三線ばかり弾いていた姿ともかぶる」(同)

 さらには「母親像」もド定番。家族を支える、明るくて優しい母親を今作では常盤貴子が演じているが、これまでの朝ドラで妻・母役を演じた女優を挙げてみると、同じような雰囲気があるという。

「和久井映見(『ちりとてちん』)、羽田美智子(『ウェルかめ』)、安田成美(10年『てっぱん』)、麻生祐未(11年『カーネーション』)、南果歩(12年『梅ちゃん先生』)……。もちろん中には、夢を追って飛び出した奔放な母親(高畑淳子、09年『つばさ』)もいたりするが、やはり朝ドラの母親は温かく、そして柔らかい」(同)

 最後に「祖母の存在」。『まれ』でヒロインは、かつて世界的なパティシエだった祖母の働きかけで自らもその道に進むことになったが、「いくつもの作品でヒロインの人生の転機のきっかけを作っているのが祖母。「『ほんまもん』(01年)の小林千登勢、『ちゅらさん』の“おばぁ”こと平良とみ、『あまちゃん』の宮本信子などが挙げられる」(同)。

 さらに冒頭のネットユーザーの指摘にもあった「母娘の確執」は、『あまちゃん』での夏と春子とのそれを思い起こさせ、ほかにも、「師弟の対立」「ヒロインに可愛い弟がいる」「幼なじみとの三角関係」など、「とにかく朝ドラ作品のパズルのピースを一つひとつ埋めている印象が『まれ』にはある」(同)。

 これについて、業界関係者は「時代は変わっても、『日本の家族を描く』というのが朝ドラなのです。ですから自ずと似たようなシチュエーションが作中に出てきても特別不思議ではありません。いわば『サザエさん』(フジテレビ系)と同じような感覚で見てほしい」と解説する。

 1961年から54年間、毎朝放送されている世界でも“まれ”なドラマ枠「朝の連続テレビ小説」。最近は「変化球」が多かったが、この『まれ』のような「王道路線」に戻っても安定した支持を集めるところに、枠の人気の高さ、さらには視聴習慣の強さがあるのかもしれない。

 『まれ』の舞台は、そろそろ横浜へと移る。一体どんな「いつかの朝ドラで見たことある」といった「あるある」シチュエーションが飛び出すのか、楽しみにするのも一興かもしれない。

普通の日本の家族なんて現実にはほとんどないじゃん

しぃちゃん

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