[女性誌速攻レビュー]「婦人公論」3月22日号

「婦人公論」で江原啓之がズレた毒母論を展開!

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「婦人公論」3月22日(中央公論新社)

 宝塚、ジャニーズ、そして氷川きよし……「婦人公論」が偏愛する王子様は数あれど、今回登場するのはソチ五輪の男子フィギュアスケート日本代表、羽生結弦、町田樹、高橋大輔の3人。題して「世界を魅了した“氷上の貴公子”たち」です。ゆづくんこと羽生選手はSPでのあの“への字”ポーズ、大ちゃんこと高橋大輔はアンニュイな表情を、そして一部マニアに絶大な人気を誇る、エアギターこと町田樹はファイヤーバードスタイルで「婦人公論」読者を“魅了”します。ヅカにも通じる様式美とアスリート特有のしなやかさ、なにより少女漫画的展開……考えてみたらフィギュアは「婦人公論」読者のどストライクですね。しかも町田選手を「世界中に愛を届けた“キュートな少年”」と称するそのセンスに脱帽です。

<トピックス>
◎世界を魅了した“氷上の貴公子”たち
◎特集 面倒な親との関係に、折り合いをつけたい
◎江原啓之「家族の正しい関係」、第5回「『毒母』は本当に存在するのか」

■老いた親を「親」から解放させること

 今回の特集は「面倒な親との関係に、折り合いをつけたい」。サブタイトルに「老いのわがままにどう向き合うか」とあります。普段は「親」の立場で語ることが多い「婦人公論」ですが、ここでは「娘」として親子関係の難しさを吐露しています。子どもにとって親は一番身近な大人。そんな大人に対して抱く漠然とした万能イメージが徐々に薄れていくことこそ「大人になる」ということなのでしょう。とはいえ、双方がいくつになっても「親」「子」の関係から抜け出すのは難しい。自分の親を「老いてワガママになったただの老人」とはなかなか認められないのです。

 読者から寄せられた「うちの親、最近変わってきたと感じることはありませんか」アンケートは、もうあるあるの嵐。DVを受けていた母が父の老後を看取り、死んだ後も仏壇の線香を欠かさないことへのモヤモヤ、ちょっとしたことですぐキレるようになった老いた父親へのイライラ、話がしたくて意味のない問いかけをしてくる父親を冷たくあしらってしまう自分に自己嫌悪……。

 自身の遠距離介護を通じて親子の関係を見直したという作家・姫野カオルコ氏の「通じないものは仕方ないと思えたときに楽になれた」や、臨床心理士の信田さよ子氏と介護ジャーナリスト太田差惠子氏が答えるQ&A「親にまつわる悩み、解決策を教えてください」でも一貫して書かれているのは、「早いとこ親であることをあきらめる」ということ。しかし読者体験手記「実家と縁を切りました」のような納得の激しいバトルがあったならいざ知らず、難しいのは親とはいい関係を築いていたはずなのに……という場合なのではないでしょうか。そして意外とその契機になるのが、子どもたちきょうだい間の揉め事やトラブルだったりします。

江原サン、冗談は佇まいだけにしてよ!

しぃちゃん

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