『新・人間コク宝』記念インタビュー

アウトローと恋愛したい! 吉田豪が危険な男との恋愛術を指南!

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『新・人間コク宝』(コアマガジン)

 極道の男、ストリート・ファイターの男、危険なニオイのする男……、ヤバイ色気をまとったアウトローとする恋愛の魅力は、何と言ってもシ・ゲ・キ♪ 一般社会と異なるルールで生きる男との、波乱万丈な恋愛劇を夢見る女子も多いはず。

 そこで、アウトローな芸能人がたくさん登場するインタビュー集『新・人間コク宝』(コアマガジン)を発売したばかりのプロインタビュアー・吉田豪氏に、ヤンチャな男の愛し方と傾向と対策を聞いてきたゾ!

――『新・人間コク宝』には、梅宮辰夫、木村一八、月亭可朝、長門裕之、蛭子能収、ビートきよしなど総勢16名のインタビューが収録されてますが、どの方もエピソードがむちゃくちゃ過ぎて、読後にグッタリしちゃいました。

吉田豪(以下、吉田) 僕だって月に一人ずつ取材してたからもってるわけで、こんなもん一気に読むものじゃないですよ。トイレに置いといて一人ずつ読むくらいにしていかないと。

――梅宮辰夫さんのページなんかも、「良きパパ像」を抱いてる人が読んだら唖然とするでしょうね。料理上手になった理由が、「女とセックスする前に酒の肴で一杯飲みたいから」っていうのも衝撃でした。

吉田 いい話だよねえ。「当時は外食産業がないし、夜食う物がないから、俺が作るしかないんだよ」って(笑)。でもここに載ってる梅宮さんの話って全然マシだよ。昔のインタビュー記事とか読むと本当に鬼畜だから。僕が引くくらいだから相当だよ。

――鬼畜といえば、蛭子能収さんの性欲にまつわるエピソードの数々も強烈でした。前の奥さんに”妊娠しても堕ろせばいい”的な感じで、基本的に避妊しなかった話とか。

吉田 蛭子さんのインタビューは戦慄するって声はよく聞きますね。

――あと、ビートきよしさんのエピソードも本当に最低で……。

吉田 え、何で? 最高じゃん。好きになった女に店持たせたりしてるし偉いじゃない。それでヤクザから大借金背負っても自分でケリつけてるし、男らしいよ。

――だとしても正直この本、女目線で見ちゃうと男性不信になりかねません(笑)。

吉田 それは「アイドルはみんな処女だ」と思ってる男くらい薄っぺらなモノの見方ですよ。ヤンチャな男のカワイさを知って欲しいですね。だってカッコいいと思ってる男子が、実はヤリチンで内面は極悪だったりした時の失望感てすごいじゃないですか。だったら最初からワルを打ち出してる人の方が、「何だ、いいところたくさんあるじゃん♪」ってなりますから。ジャニーズにぞんざいな扱いされたり、芸人のカキタレになるくらいなら、僕は断然こっちの男たちをオススメしますよ。

――確かに男に対する幻想や、つまらない固定観念を取っ払うという意味では、恋愛力は鍛えられそうです。

吉田 ヤンチャな男の奥さんは本当大変だろうとは思いますけど、こういう男たちじゃないと味わえない魅力って絶対にあるんですよ。一回付き合ったら、その後、普通の人と付き合っても物足りなくなると思う。シャブに慣れた後に、タバコ程度じゃ全然効かないわ~みたいな。

――そんなヤンチャな男に愛される条件って何だと思いますか?

吉田 基本みんな甘えん坊だから、結婚に求めるのは母性でしょうね。南田洋子も浮気ばっかしてる長門裕之の良き妻であるのと同時に、完全に母親役だったわけでしょ。それをやり切れる人じゃないとしんどいでしょうね。

――その長門さんのインタビューでは、「本命と浮気は別物」という男の本能が、究極の形で表れてますよね。

吉田 ハードな介護の最中でも、「洋子がいかに可愛いか」を語るのと同じテンションで、「浮気がいかに楽しいか」を語れる凄さですよね。人間の多面性が揺れまくる感じがリアルで。

――男性には誰しもそういった一面があるんでしょうか。

吉田 ここまでダイナミックじゃないにしても、多分みんなあると思うんですよ。当然、明るい人も明るいだけじゃないだろうし。結局、僕がこれだけの長文でインタビューやってるのって、揺れを出したいんですよね。ヤンチャな人が、「俺がいかにワルか」って話だけするんじゃなくて、ブレを出したいんです。月亭可朝とかも、「俺は何も怖いもんないんや」って言ってると思ったら、「実は家に帰れなくて……」ってブルーな部分を見せたり。そういう方が人として信用出来ますよね。幅も出て深みも出るし。

――ところで、ヤンチャ界のニューカマーとしては、今はやっぱり海老蔵さんだと思うのですが。

吉田 それが難しいんだよね~。とある芸人さんが女連れでいた時に、海老蔵がやってきて「程度の低い女と飲んでるねえ」って言ったって話があって、「テキーラ灰皿」とかもそうだけど、そこに愛嬌がないんだよね。殴られたのも、海老蔵はカワユスが足りなかったんだと思う。

――カワユス不足だと(笑)。

吉田 ヤンチャとカワユスのバランスが重要なんです。それ以前に海老蔵が悪いのは、今までヤンチャなイメージで売ってなかったことですよ。最初から酷い噂が広まっていれば、「程度の低い女と飲んでるねえ」って言われたとしても、「う~わ! 本当にこういうこと言うんだ! 最高!」みたいに興奮できると思うんです。だから、むしろ今がチャンスですよ。”どうしようもない売り”がこれだけ出来たわけから。

――海老蔵さんは今後に期待ですね!

吉田 今のヤンチャな人たちはカワユスが足りないですよ。「来たらすぐいる?」の人も、本当にどうしようもない女好きって噂は山程聞いていて、「うわ、ここまで一貫してるとすげえ。信用できる!」と思って、事件前は好感持ってた部分もあったんです。ただブレはないけど、そこにカワユスがないんですよね。

――そう考えると、『新・人間コク宝』に載ってる方たちは、間違いなく究極の「ギャップ萌え」だと思います。

吉田 「お前らが考えるちっぽけな萌えと違って、これが本当の萌えだ!」って感じです(笑)。中でも「長門裕之萌え」は一番分かりやすいと思いますよ。長門さんがバランスボールと戯れてる写真も、パンダがボールで遊んでるみたいでカワイイんです。梅宮辰夫の顔もよく見てると猫に見えてきますし。ヤンチャな人も動物だと思って見ると見方が変わると思いますよ。
(取材・文=林タモツ)

吉田豪(よしだ・ごう)
プロ書評家、プロインタビュアー。膨大な知識と徹底した事前調査で、本人よりその人に詳しいと称される。著書に『人間コク宝』(コアマガジン)、『hon-nin列伝 セキララなオンナたち』(太田出版)、『元アイドル!』(ワニマガジン社)など多数。テレビ、ラジオ出演も多数。

『新・人間コク宝』(コアマガジン)
濃い芸能人たちの男気溢れる”肉食系”インタビュー集。女、博打、浮気、借金、タブーなしの男たちの人生に迫る! 梅宮辰夫、木村一八、K DUB SHINE、月亭可朝、蛭子能収、長門裕之、ミッキー安川、赤井英和、ビートきよしら総勢16名収録。
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