[女性誌速攻レビュー]「I LOVE mama」10月号

「I LOVE mama」でさえセックスレス!? 理想的な寝室事情に潜む、ママの心理

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「I LOVE mama」(インフォレスト)

 「I LOVE mama」10月号を購入して家に帰ると、奇しくも『徹子の部屋』(テレビ朝日系)のゲストが木下優樹菜。ギャルというよりは、地元のヤンキーが近所のスナックで働き始めたという風情の渋いワンピース姿で、なかなかに香ばしい過去を語っていました。もちろんギャル(特にマンバ)が大好物の徹子はユッキーナの繰り出すギャル語に喰いつきまくり。きっと近い将来、ユッキーナの愛読書となりそうな、「I LOVE mama」。今月はとうとう夫婦問題にも斬り込んだようです!

<トピックス>
◎新生ラブママ24大発表スペシャル
◎AKB100結成 極める神コスメ&口コミビューティ
◎ラブママクリニック 人には言えない困ったコト

■新生ラブママ24始動!

 何ということでしょう。私は「I LOVE mama」ファンとしてあるまじき間違いを犯しておりました。「I LOVE mama」信者を美ママ、そしてその頂点に立つのがラブママ24。この24を、ずっと人数だと思っていたんです。AKB48と同じなのかと。今月号の特集「新生ラブママ24」にて、それが人数ではなく、「24時間いつだって内側も外側も美ママ」の略だということが判明しました。ブログなどでアイドルたちがこぞってすっぴんを披露するこの歪んだご時世に、24時間盛り続けることを宿命づけられたラブママ24。そんなど根性ママたち、今月から10名が新たに仲間入りです。

 加入記念として、ラブママたちがちびコへの愛を語る「初めてのLOVEレター」。妊娠、出産、そして現在の様子と、10年後のちびコたちへのメッセージがそれぞれの美ママたちの言葉で綴られています。あるママは女子高生時代に妊娠し、あるママは流産に苦しみ、あるママは彼氏に裏切られ、あるママはDVに悩み……しかし全て”ちびコ”との出会いにより好転、感謝感激雨あられで締めくくっています。『徹子の部屋』に出演したユッキーナは、”金庫”呼ばわりしていた母親から「もし子どもができたら、あんたがしてきたことを倍返しされるよ」と言われたそうです。凄まじいまでのちびコLOVEアピールって、もしややんちゃし続けてきた自分へのエクスキューズ? 親になって初めて分かる、あの時のパパママの気持ち。まぁ、そうやって同じことを繰り返していくのが家族なのかもしれませんがね。

■寝ても覚めても、食っても吐いても「つけま」

 以前「美ママはBKB48を目指す」というダイエット企画がありまして、それがまさかの”ボンキュッボーン”の略だったことを覚えてらっしゃいますか(48には特に意味ナシ)? 今月号の「AKB100結成!」とは一体!? 「チャンプロード」だったら、”A=あいつの K=車で B=暴走ナイト”。ラブママ界でのAKBとは”あんなことまで・検証しちゃう・美ママ100人”だそうです。「知りたかった~♪ 知りたかった~♪ 知りたかった~♪ イエスッ」を付け加えるのも忘れない、手の込んだ仕事が光ります。

 で、何を検証するかというと、もちろんつけまつげ&ビューティグッズ。「また~?」みたいな顔しないで! つけまつげがない「I LOVE mama」なんて、クリープのないコーヒー、飛鳥のいないチャゲみたいなもの。合計4ページを割いて、様々な上下つけまを紹介。「上つけまとかけまして、下つけまと解きます。そのココロは……神盛りつけまの完成です」と、整わない謎かけまで飛び出しています。

 なぜか夏ミカンをモデルにして、アイライナーやファンデーションを検証しているのも、オリジナリティー抜群です。その他、「レモン汁と粗塩で歯のホワイトニング」とか「毛穴パックをする前にオロナインを塗る」とか、「Uピンを炙ってホットビューラーに」とか、都市伝説的美容テクも披露。さらに「ダンナの浮気」「スッピンで渋谷」「草食系男子」などビューティとは関係のないネタまで、アリorナシで検証する盛りだくさんっぷり。特に「現在の日本の政治」に関しては9割のママが不満アリ。「もう少しだけでも有言実行して欲しい」という辛辣なご意見、政治家センセイの皆様は耳の穴かっぽじってよ~く聞かないと。美ママたちは「ダンナがキャバクラに行く」のと同じくらい、今の日本を憂いているのですよ!

■シンママの壮絶なツラバナを聞け!

 今号から新連載「ラブママクリニック」がスタート。記念すべき第1回は「出産後のHについて(はあと)」です。意外かも知れませんが、「I LOVE mama」ではほとんどSEXネタって出てこない。「an・an」や「婦人公論」のように、エモーショナルに性を語るほど、苦労も苦悩もしていないのでしょうか。

 まずは気になるみんなのH事情を大追跡。Hの頻度は週1~2回が47%、誘ってくるのはダンナが68%、1回あたりの時間が30分~1時間が44%……って、「アンタたち何が不満なの!」と、思わず妙齢なお姉さん方からツッコミが入りそうなほど、アンケート結果はある意味理想のセックスライフ。

 ただ、ママたちの悩みは「出産後にHをしたくなくなりました。だけどダンナは毎晩求めてきて困る」ということ。出産による傷、ちびコへの後ろめたさ、育児疲れなど、美ママたちがSEXに積極的になれない状況も理解できますが、その状態がやがて熟成されて悲しいセックスレスになっていくのだと、「VERY」や「婦人公論」が証明済みだよ! 「20代はいいのよぉ」と桃井かおり風に警告したくなった、ラブママたちのセックスお悩み相談室でした。

 ユッキーナの暴れん坊10代バナシとの相乗効果もあったのでしょうか、今月の「I LOVE mama」は、あれもこれも深読みしたくなる充実の一冊でした。戦隊モノに出演しているイケメン俳優にラブママが会いに行く「みんなヒーローに夢中っ!!」という新連載も始まったり、マンネリを脱却せんとする編集部の努力がうかがえます。これから嵐を巻き起こしてくれそうな新メンバー10名にも期待しつつ、今月はこの辺でおひらき。

「I Love mama」

週に2回ヤッてりゃ世話ないよ

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