[女性誌速攻レビュー]「日経ウーマン」7月号

結婚特集で「離婚」まで伝授! 「日経ウーマン」の手堅さここにあり

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「日経ウーマン」10年7月号(日経BP社)

 女性誌レビューのラインナップの中で、おそらく最も生真面目であろう「日経ウーマン」の7月号。今月号の特集は「時間管理の黄金ルール」です。毎月読むにつれどうしても「無駄なく生きることが本当に女の幸せなの?」という疑問が倍増していきますが、そんなこと言ってるうちは読者としてはまだ低レベル。いずれは何のためらいもなく「女の幸せとは仕事と貯蓄!」と言い切れる優良読者になれるよう、今月も張り切って読み込みます。では今月のトピックスを。

<トピックス>
◎時間管理の黄金ルール
◎幸せになれる結婚の新条件
◎おトクなショッピング術 大公開

■ベッキーが「朝晩お祈りすると幸せになれる」って!

 大特集「時間管理の黄金ルール」では、時間を有効に使っているお手本のような女性9名が登場。1日のタイムスケジュールを詳細に披露しています。例えば、起床~出社だけ見てもこんな感じ……。

・「朝4時半に起きてニュースを見ながら弁当を作る」→「新聞を読みながら電車に乗る」→「カフェで語学の勉強」→「始業1時間前の8時40分に出社し、仕事の準備」

・「5時45分に起床し、基礎体温を記録」→「ラジオでニュースを聞きながら朝ヨガ」→「パン生地を成型し2次発酵」→「植物へ水やり」→「洗顔&ヨガ」→「体重測定」→「パンをオーブンで焼き始める」→「コーヒー豆を挽き、コーヒーを入れながらネットチェック」→「ブログをアップしながらコーヒーを入れる」→「DVDを見ながら顔筋マッサージ」→「お弁当&朝食の準備」→「焼きあがったパンで朝食」→「歯磨き&メイク」→「8時55分に出社」

 見よ、この華麗な時間使い! ”出社に合わせてギリギリまで寝る派”の人は、「本当に現実にこういう人が存在するんだ」と感動すら覚えることでしょう。このまま真似するのは難しいとしても、自分の堕落した生活をいったん反省出来るだけでも、身になる特集といえるでしょう。

 また同特集内では、好感度タレント・ベッキーが自身の時間の使い方を語るインタビューも。その内容は、彼女のオハコである「仕事大好き! 休みなんかいらない」バナシの他に、毎日欠かさず行うという「朝夜の『感謝の時間』」について元気いっぱい語っています。それがこちら。

・眠りにつく前にベッドで一日を振り返り、反省。その後、その日の出会いや幸せに感謝し、「翌日も楽しい一日でありますように」とお祈り(中略)朝も、ベッドを出る前に、今の自分があることに感謝し「今日もいい日でありますように」とお祈り

 祈る対象物は一体何でしょうか。この他にも「夢は今世では難しいかもしれないから来世でかなえてもいいし……なんて思ったり(笑)」など、目に見えないモノの話がチラつきます。ベッキーに限らず、なぜ感度の高い芸能人は、やたら神様の話と、前世・来世系の話をしたがるのでしょうか?

■結婚特集なのに、離婚のことまで伝授する冷静さ

 14ページに渡る特集「幸せになる結婚の新条件」では、「いまの時代におすすめの結婚のカタチ」を紹介。ジェンダー・フリーでお馴染みの「日経ウーマン」が、ここまで結婚について真正面から取り上げるのは珍しいこと。ただ愛やら恋やらという部分がスッポリ抜けており、取り上げ方が怖いくらい冷静過ぎて、独特な雰囲気を放っています。しかし旦那を「ダーリン」ではなく「ヒューマン(オス)」として見ているこの感じ、「日経ウーマン」ファンにはたまりません。

 まず、読者アンケートによると「日経ウーマン」の読者は66.9%が独身だそうで、その内78.7%の人が「結婚したい」と思っているのだとか。なるほど、読者の半分以上は「結婚したいけど出来ない」というわけですね。

 そして、タイトルにもある「幸せになる結婚の新条件」とは、「仕事観が同じ」「金銭感覚が同じ」「育った環境が同じ(常識が同じ)」という「3同婚」というものだそうです。ある意味正し過ぎてグーの根も出ません。真面目・イズ・ビューティフル!

 この他にも、「結婚前に”稼ぐ””産む””住む”の3大ポイントを話し合うべき」とか、「イマドキ結婚マネープランの新常識(住居費・教育費・医療費)」とか、あげくは早くも「離婚という選択」という冷静沈着な記事まで。どこまでも現実的に結婚生活で必要なことを啓蒙してくださいます。ありがたや。

 というわけで、いつもの読者の暗~い不幸エピソードもなく、全体的に地味目に仕上がっていた「日経ウーマン」7月号。今月は、自己満足系の題材が目立ったせいか、思わず雑誌自体が”ナルシスト女の巣窟”に見えてなりませんでした。しかし「生真面目でナルシストな女ってどうなの?」という疑問をたやすく払いのける程のブレない信念は、雑誌作りにおいて見習うべきところだと思います。さて、来月号の大特集は「最高の週末のつくり方」。さぞかしダラダラ過ごさないということを啓蒙するのでしょうね。今から楽しみです。
(林タモツ)

「日経ウーマン」

そして表紙が仲間ってのも真面目!

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