[女性誌速攻レビュー]日経ウーマン6月号

年収700万円でも副業!? 「日経ウーマン」が推奨する幸せはどこに?

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「日経ウーマン」10年6月号(日経BP社)

 仕事とプライベートを”賢く”生きる女性の為の情報誌「日経ウーマン」6月号。版元が公開している媒体資料によると、読者の56%が「年収500万~700万円」だというから、読者の自立っぷりは証明済みです。それでも金と幸せは別なのか、今月の特集は「女の転機」。高所得女子の転機はどういったものなのか。恐いもの見たさでチェックしたいと思います。

<トピックス>
◎「女の転機」の作り方&生かし方
◎すぐに始められる! ラクラク副業マニュアル
◎これで伝わる! 会話術

■女の不幸体験、大集合~!

 第一特集は『「女の転機」の作り方&生かし方』。転職や結婚・離婚、失恋など、一見ネガティブな出来事をプラスの転機につなげよう! という32ページに渡る大特集です。いつもに比べると少々ぼんやりとしたテーマではありますが、読み方の角度を変えると、女性に降りかかる不幸パターンの見本市!

・自分の仕事を理解してくれない夫と、ついに離婚した。
・偏頭痛が治らず、傘を杖代わりに歩くほどに。自殺も頭をよぎった。
・会社の先輩が、自分の婚約者との子供を妊娠し、婚約破棄。
・自分が母親の不満のはけ口となり、そのせいでうつ病になった。
・急激なダイエットのせいで生理が止まってしまった。

 そうそう、これこれ。このズッシリ感こそが「日経ウーマン」を愛読する醍醐味なのです。しかし普通ならば、不幸だった過去の体験なんて振り返りたくないもの。そのサンプルを読者からこれだけ集められるとは、「日経ウーマン」の信頼度と素材収集力に脱帽です。これからとっておきの不幸体験をしてもくよくよ悩まずに、「日経ウーマン」に取材されるその日を夢見て、不幸濃度を高めておくことをおススメします。

■何の為に? 馬車馬の如く働きまくる女性達

 特集「すぐに始められる!副業マニュアル」では、実際に副業をしているアラサー&アラフォー女性達が登場。中には本業の事務職の他に、平日の夜は塾講師、更に週末はブライダル補助として就業し、副業だけで月15万円を稼ぐ強者も。玉の輿狙いでお見合いパーティー通いに勤しむ赤文字系女子とどちらが賢いかは測り知れませんが、少なくとも「日経ウーマン」的な勝ち組とは、「個人資産が多い」ことであるという基本情報は覚えておきましょう。

 そもそも、年収が500~700万円もあるのに、さらに副業するという不思議も。その上、「日経ウーマン」の読者といったら、貯金も大好きだし、金、金、金のオンパレード。上昇志向な上に、金に厳しい……彼女たちの幸せがどこにあるのか。欲望の底なし沼を見てしまったようです。

■シングルマザーが告白。「この場所、嫌い」と娘は言った……

 突然ですが、今月のBEST OF DONYORIの発表です! 栄えある受賞は(ドゥルドゥルドゥル……ドゥン!)、様々な悩みを抱える女性の胸中をずんずんと掘り下げる連載「誰にも言えなかったこと」です(パチパチパチ)。第9回となる今月のテーマは「シングルマザーの孤独――”パパ欲しい”に胸が痛む」です。マザコン夫の浮気が原因で離婚した女性が、日々子育てをしながら感じた戸惑いや、孤独感を告白。例えば、娘の運動会に対しては……

・「私、パパが欲しい」保育園の頃、一人娘は運動会の前になると決まってそう口にした。理由は運動会の種目「パパと一緒にかけっこ」。(中略)胸がきりきりと痛み、どこか居心地が悪い、それが運動会という行事だった。

 また、娘と家庭裁判所の前を通った時のことを……

・「この場所、嫌い」と娘は言った。4歳の頃、一度だけ来た裁判所のことを覚えているんだと驚いた。

 さらに離婚して5年経った現在の恋愛について……

・「離婚のごたごたですっかり消耗してしまって…恋愛するだけの気力が残ってないんですよ。”恋愛って何だっけ?”みたいな」裕子さんは寂しげに笑う。

 なるほど、シングルマザーは様々な悩みを抱えて暮らしているのですね。そんな悩めるシングルマザーには、「VERY」6月号の企画「ママだってもう一度、恋してる」をおススメします。「シングルマザー」をまったく違う、キャピキャピした切り口で調理していますので、恋する気持ちを取り戻せるはずですよ。

 今月も清く正しくリアルさ満開だった「日経ウーマン」6月号。毎月のことながら、”女の現実”という名のウェーブへの波乗りを楽しんだ後に残るのは、「日経ウーマン」名物”どんより感”。しかし今月はいつもと違うんです! 読了し、ふと裏表紙に目をやると、そこには「疲れてちゃ、もったいないよ。」とこちらに微笑みかける嵐のニノ(「チョコラBB疲れケアシリーズ」の広告 )。今まで、ここのレビューで「どんよりする」と書き続けてきたかいがあり、「サイゾーウーマン」仕様にしてくれた模様です(単に広告が入っただけ)。そんな当サイトと「日経ウーマン」編集部が通じ合った瞬間を目撃しつつ、失礼させて頂きます。
(林タモツ)

「日経ウーマン」

貯めたお金をホストにとられないようにね。

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