[女性誌速攻レビュー] 「CanCam」1月号

長谷川京子、CanCamモデルに有意義な(?)アドバイスを送る

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「CanCam」(小学館)1月号

 今月号の「CanCam」、表紙は西山茉希と徳澤直子という2大看板です。そして、「またかよ…」の声が聞こえてきそうな”MIXエレガンス”の文字が……。しかし、毎度焼き直しの企画ばかりではないのが「CanCam」! なんと、今回は”新モテ”の方程式を明らかにしてくれるそうです。そもそも、「”新モテ”って一体何だ?」っていう疑問を持ちつつ、中身を見てみましょう。

<トピック>
◎MIXエレ系ガールの”新モテ方程式”
◎冬の「モテ脚」大研究
◎長谷川京子独占ロングインタビュー~大人カワイイ、透明感のヒミツ~

誰からもほめられたい! 新モテ方程式のすごい中身

 読者層は20代前半から後半にかけてと思われる「CanCam」が、今月号で強く打ち出しているのが”新モテ方程式”。それが分かれば苦労しない、という声も聞こえてきそうですが、雑誌として新しい何かを提案し続けるのは本来あるべき姿といえ、何だか期待できそう!

「メンズにも女友達にも、上司にもカレママにも。デートでも会社でも女子会でも。いつだって&誰にでも『かわいい』ってほめられたい(はあと)それが2010年の”新モテ”ガール!」

 誰にでも好かれたいという「CanCam」お得意のモテ路線がその中身。言葉は違ってもその根底に流れているものは、結局のところ変わらないのだと思わせてくれるようなキャッチであります。続いて、その”新モテ方程式”の中身をざっと紹介しましょう。

1.「甘:辛=7:3」が新生★モテ比率
2.「仕事=楽しくきちんと」が合言葉!
3.「将来の夢=うらやま婚」でしょっ!
4.「女子会=友達の輪」
5.「アフター6=元気の源」

 まずは1のモテ比率について。シフォン素材のミニワンピにライダースジャケットなどを合わせる、いわゆる”甘辛コーデ”のベストの比率が7:3で「甘めの比率がやや高めであることが判明」と「CanCam」独自の調査(!)で判明した模様。7:3といったら「やや」どころではなく、「かなり」の範疇。ですが、モテるためには大事な割合のようなので、皆さん覚えておきましょう! 

 2、4、5については何の変哲もない中身なので割愛させていただくとして、”新モテ方程式”の中で一番の問題といえるのが3の「将来の夢=うらやま婚」。そこは「CanCam」が決めちゃっていいのか、と。読者たちの将来の夢が、みんな”うらやま婚”であると断言しきっているあたり、結婚が女にとっての最大の幸せという古い固定観念が、「CanCam」編集部にはまだ残っているみたいですね。こんなのを聞きつけたら田嶋陽子先生、もしくは蓮舫議員と舌戦を繰り広げた神田道子・国立女性教育会館理事長あたりが、青筋立てて怒りますよ!

元CanCam専属の”勝ち組”登場!

 繰り返される”新モテ”というワードの中、子供を産んで来年1月スタートのドラマから女優復帰する長谷川京子のロングインタビューをブチ込んでくる「CanCam」。「みんながうらやむ、うらやま婚の先輩」としての登場です!

 ハセキョーは7年前に、約5年の「CanCam」専属モデルを卒業。自身の特集企画がたくさん組まれ、看板モデルだった頃を振り返ることからインタビュー開始。何でも当時のハセキョーは個性的なモデルたちに囲まれ、自分の個性の無さや背の低さに悩むなどコンプレックスの塊だったそう。モデルよりも女優という仕事の方が、もっと個性を出していかなければいけない、と現CanCamモデルズに対して「モデル上がりで女優は結構厳しいわよ」とアドバイスしているのでしょう。

 それを受けてかどうかわかりませんが、今月号の別冊付録は「CanCamモデルズ公式BOOK」。しかも「日本一かわいい最強のモデル軍団」という言葉が添えられていて、受け取るこちらの方が恥ずかしくなりました。この言葉選びといい、「将来の夢=うらやま婚」という価値観といい、「どんな女性を育てる気なの?」と心配したくなる、今月号の「CanCam」。このセンス&価値観を持った女性が純粋培養されたら、日本はどうなるんだろうと勝手に国を憂い、本を閉じました。

『女は愛でバカになる』

田嶋先生の、深い御言葉です

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