マナーのプロに聞く!

「アンタ、ワキガだよ」知人に言うべきか、言わざるべきか!?

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仲間は失いたくないんだけど我慢できないの
よね。Photo by Monica’s Dad from frickr

 わきの下にある「アポクリン腺」という汗腺の数が多い、または大きいことなどが原因で、強い異臭を放つ「腋臭症(えきしゅうしょう)」。通称”ワキガ”。本人の意思とは関係ない症状なので、ワキガの人を憎むのはお門違いだとわかっていても、あの独特な匂いを察知すると、思わず顔をしかめてしまう……なんて人も多いのでは?

 それが通りすがりなどの瞬間的な状況ならまだしも、職場が一緒だったり、日常的に同じ時間を共有せざるを得ないとなると、その感慨も一入。「本人が気づいていないなら、指摘してあげるべきだ」という人もいるかもしれないが、「その人との関係性にヒビが入りそうなので、言わない方がマシ」と考えるのが一般的だろう。これについて筆者の周りの人々に見解を求めたところ、ある知人女性が以下のようなエピソードを語ってくれた。

「学生時代、バスケ部のチームメイトにワキガの女の子がいて、練習中も匂いがキツくてたまらなかったんだけど、誰も言い出せなかったのよ。でも、あるとき突然『もしかして私、ワキガじゃない? もしそうなら、遠慮なく教えてね』って本人が言ってきたから、その通りに『アンタ、ワキガだよ』って指摘してあげたの。そしたらその子、一週間後に退部しちゃったんだよね……。ほんと、言わなきゃよかった……」

 ワキガであることを指摘したばかりに、関係性まで壊れてしまった実例である。とはいえ、「アンタ、ワキガだよ」という言い方は些か苛酷だったかもしれない。本人をなるべく傷つけずに済む、穏便な伝え方はないものか……ということで、様々なメディアや企業研修などでマナーの指導を行っている井垣利英さんにお話を伺ってみた。

「ご家族、もしくは相当仲の良い相手でない場合は、基本的には伝えない方が良いと思います。ワキガなどの身体的な問題に関しては、本人がすでに気にしているケースも多く、それによって悩んでいる可能性も多分にあります。そこをまた他人が指摘してしまうと、さらに落ち込ませる結果になりかねません。問題を指摘することばかりが良いわけではなく、時には『見て見ぬ振り』をすることも”思いやり”なんですよ」(井垣利英さん)

ただし、「指摘しても関係性に何ら支障がないと思われる相手であれば、そっと『少し、匂いが気になることがあるよ』と言ってあげても良いかもしれません」とのこと。いずれにせよ、まずは”自分と相手との関係性”を考えてみることが、言うべきか言わざるべきかを判断するポイントになるようだ。

 ちなみにワキガ手術といえば、ひと昔前はわきの下の皮膚を横に切開して捲り上げ、アポクリン腺を切除する方法が一般的だったが、最近は小さく切開した皮膚にカニューレ(吸引管)を差し込んでアポクリン腺を吸引するなど、傷跡の残らない方法がメジャーになっている様子。ただワキガを指摘するだけでなく、そうした情報も併せて提供してあげると、親切心がより伝わりやすい……かも?
(アボンヌ安田)

井垣利英(いがき・としえ)
株式会社シェリロゼ代表。マナー、話し方、プラス発想、メイクなどの自分磨き”ブラッシュアップ講座”、社員研修を開催。著書『しぐさのマナーとコツ』(学研)は12万部を突破。シェリロゼHP

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