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滝沢秀明・TOBE、小中学生の研修生5人お披露目で「育成ガイドライン」に関心集まる

2023/12/26 10:30
サイゾーウーマン編集部
世間からの批判に、次はどんな一手を打ち出すのか(写真:サイゾーウーマン)

 

 滝沢秀明氏が代表取締役社長を務める会社「TOBE」のアーティストが出演するYouTube番組『とべばん』の第2回が、12月24日にTOBE OFFICIALチャンネルにて生配信された。その中で、同社は10~13歳のオーディション生5人を初お披露目。先輩たちに質問をぶつけるなど、フレッシュなトークを繰り広げた。ネット上では「子どもたちがかわいすぎた」「将来有望だね」などと好意的な声が上がった一方で、滝沢氏に対しては批判も続出している。

 この日の『とべばん』は、オープニングからサンタクロースの帽子を被った5人の男の子が登場し、「メリークリスマス! みなさん、こんばんは~」と、クリスマスイブにちなんであいさつ。声をそろえて「とべばん~!」とタイトルコールすると、三宅健(元V6)、北山宏光(元Kis-My-Ft2)ら先輩たちは「かわいい~」「かわいい子がいる~」と温かい拍手で迎えた。

 その後、MCの北山に促される形で、オーディション生の島田泰我(10)、藤代翔真(13)、松﨑光(11)、川田瑠輝(12)、小助川優(11)がそれぞれ自己紹介。Number_i(元King&Princeの神宮寺勇太・岸優太・平野紫耀)、IMP.メンバーたちへの質問コーナーもあり、“TOBEファミリー”は和気あいあいとした雰囲気で盛り上がっていた。

「昨年秋にSTARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)を退社した滝沢氏は、今年3月21日にTOBEの設立を発表。同社の公式X(旧Twitter)は、4月23日にオーディションの始動を報告し、公式YouTubeチャンネルでは4~5月にかけて、『TOBE New Star EP.01~Audition in TOKYO~』『TOBE New Star EP.02~Audition in OSAKA~』と題して、オーディションの模様を収めた動画を公開していました」(ジャニーズに詳しい記者)

 今回の『とべばん』に出演した5人は、こうしたオーディションをへてTOBEへ仲間入りしたのだろう。配信終了後の24日午後10時台、TOBEのXは「TOBE New Starオーディションに参加したオーディション生 島田泰我、松﨑光、川田瑠輝、藤代翔真、小助川優のプロフィールを更新いたしました」(原文ママ、以下同)とお知らせ。公式サイトでは、彼らの宣材写真やプロフィールの掲載ページは「TRAINEE」(研修生)のくくりになっている。

「なお、『とべばん』の配信に先立ち、滝沢氏や所属アーティストたちはスポーツ紙の合同インタビューに臨んでいます。来年3月、TOBEアーティストが集結する初の東京ドームコンサート『to HEROes ~TOBE 1st Super Live~』が開催されることを受け、全員で取材に応じたんです。12月23日付の『サンケイスポーツ』の記事だと、『事務所では春、秋のオーディションを通った小学生から中学生の25人がレッスンを受けており、東京ドーム公演でバックダンサーを務める予定』と伝えていました。現在は男性のみがレッスンを受けているそうですが、滝沢氏は『いつかは女性グループ(の結成)も可能性として僕の中ではある』と話しています」(前出・ジャニーズに詳しい記者)

TOBE、小中学生の研修生お披露目に「声明を出すべき」と厳しい指摘

 しかし、このタイミングでTOBEが10~13歳という小中学生の若い研修生をお披露目したことに対し、SNS上では否定的な意見も上がっている。もともと、滝沢氏らが所属していた旧ジャニーズ事務所といえば、創業者・ジャニー喜多川氏(2019年に死去)の性加害問題を受けて、新体制に移行したばかりだからだ。

「被害者の告発や一部メディアによると、ジャニー氏はかつて未成年の所属タレントに対して性加害を繰り返してきたとされており、事務所サイドは今年9月7日に開いた記者会見でジャニー氏の性加害を事実と認め、10月17日付でSMILE-UP.に社名を変更。同社は被害者への補償業務のみを行い、補償が終わり次第、廃業する予定となっています。これに伴い、タレントのマネジメントや育成業務を担う新会社・STARTO ENTERTAINMENTが誕生しました。そんな中、TOBEが10代前半の男の子たちを育成していくとわかり、古巣の騒動が頭をよぎった人もいたのでしょう」(同)

 滝沢氏に対し、ネットユーザーからは「このタイミングでよく小さい子を事務所に入れたね」「TOBEのやっていることが旧事務所と何が違うのかわからない」「『ジャニーズとは違います』というのを明確に説明するまで応援できない」と、批判的な意見が上がった。

 なお、現時点で、TOBEの公式サイトにはアーティスト紹介や「ABOUT TOBE」といったページが存在するものの、タレントのマネジメントや育成に関するガイドラインなどの記載は見当たらない(12月26日時点)。一方で、STARTO ENTERTAINMENTは人権方針やコンプライアンス体制を公式サイト上で表明しているだけに、TOBEの指針にも関心が集まっているようだ。

 そのため、ネット上では「旧ジャニーズでジュニアの育成を任されてきたタッキーが独立して、未成年タレントを育成していくとなったら、疑いの目で見られてしまうかもしれない」「未成年を育成するのなら、人権意識の表明は必須なのでは?」「TOBEは人権を尊重し、コンプライアンス遵守でやっていくという声明を出すべき」と、厳しい指摘も寄せられている。

 旧ジャニーズでタレント、副社長業を経験した滝沢氏の会社だからこそ、未成年者を預かる上で、企業方針を明確にすべきと感じた人々は少なくないようだ。

 こうした切実な声を受けて、滝沢氏は何らかの対応をとるのだろうか? 今後のTOBEの動向に注目が集まる。

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最終更新:2023/12/26 11:27
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