Travis Japan、初CDアルバムは初日12万台！ ツアー一般チケットも売れ行き不調
昨年10月、デジタルシングルで全世界デビューを果たしたTravis Japan。彼らにとって初のCDとなる1stアルバム『Road to A』がリリースされ、今年12月19日付の「オリコンデイリーアルバムランキング」で初登場1位を獲得した。今作には「外付け特典」として、発売記念イベント＆ハイタッチ会への応募用シリアルコードが用意されているものの、初日売り上げは12万台と振るわず、やや物足りない数字となってしまった。
Travis Japanは、昨年春から約半年間の米国留学を経て、同年10月28日にユニバーサルミュージックグループ傘下のCapitol Recordsからデジタルシングル「JUST DANCE!」でデビュー。以降、2ndデジタルシングル「Moving Pieces」（今年5月15日発売）、デジタルEP「Moving Pieces EP」（6月5日発売）、3rdデジタルシングル「Candy Kiss」（7月3日発売）を配信リリース。今回の『Road to A』はファン待望の“初CD”となる。
記念すべき1stアルバムは、初回T盤（CD+Blu-rayまたはDVD）、初回J盤（CD）、通常盤（初回プレス、CD）、通常盤（CD）、FC限定盤（2CD+Blu-ray+グッズまたは2CD+DVD+グッズ）という豪華な内容に。
ユニバーサル ミュージックジャパンによるTravis Japanの公式サイトによると、さらに、『Road to A』全形態を対象に、CD1枚につき「『Road to A』発売記念イベント＆ハイタッチ会」の応募用シリアルコード1枚がもらえるという。
そんな今作の発売初日の売り上げは12万3,479枚で、オリコンデイリーアルバムランキングでは1位に輝いた。なお、Travis Japanよりも先となる2021年11月にCDデビューしたなにわ男子は、昨年7月に1stアルバム『1st Love』をリリース。初日売り上げは45万8,575枚だったため、Travis Japanの1stアルバムはこの記録を大幅に下回っている。
「ただ、Travis Japanのアルバムは、12月20日午前0時からデジタル配信もスタート。なにわ男子はCDのみのリリースでしたし、販売形態も異なるだけに単純比較はできないものの、『Road to A』には“接触系イベント”の応募権利が含まれていますから、売り上げが伸びるのは当然とみられていました」（ジャニーズに詳しい記者）
なお、イベントは来年3月17日（大阪）、31日（東京）に行われ、応募期間は今年12月19日午後1時～同27日午後6時までとなっている。公式サイトには「※特典は先着です。数に限りがございます」「※『応募用シリアルコード1つ』につき、1回ご応募できます。複数回ご応募の場合は『応募用シリアルコード』を複数ご用意ください」との記載も。抽選の末、当選者への連絡は来年1月末頃を予定しているそうだ。
Travis Japanにとっては初めてのハイタッチ会開催となり、応募締め切りも迫っているため、「週間ランキング発表までに記録が伸びる可能性は十分にあるだろう。
Travis Japan、ツアーの一般発売分チケットは全公演購入可能
一方で、Travis Japanに関しては、全国アリーナツアー『Travis Japan Concert Tour 2024 Road to Authenticity』の一般発売分チケットが完売していないという厳しい現状も。同ツアーは来年1月4～6日の神奈川県・横浜アリーナ公演を皮切りに、3月23、24日の北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ公演まで、全8都市で30公演を行う予定。現在、1月中の横浜、新潟、愛知、宮城公演の「当日引き換え券」のチケットがチケットぴあを通じて販売されているが、いずれも購入可能だ（12月21日午前9時時点）。
「例えば、約2週間後に控える横浜アリーナ公演の場合、チケットの種類は指定席1名券、指定席2名券、立見指定1名券、立見指定2名券の4つ。販売ページを確認すると、日にちによっては空席がない席種もありますが、全6公演ともまだチケットは売り切れていないようです」（前出・ジャニーズに詳しい記者）
その他、愛知公演（1月17、18日、日本ガイシ スポーツプラザ ガイシホール）も、空席ありの「◯」と残りわずかの「△」が表示されている席種が複数あり、全3公演ともチケットは残っている。指定席のみの取り扱いとなる新潟（1月13、14日、朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター）と宮城（1月27～28日、セキスイハイムスーパーアリーナ）にいたっては、1名券・2名券ともに全公演「◯」の状態だ。
それだけに、一部SNSユーザーの間では「トラジャの一般チケット、余りすぎ」「トラジャの一般チケットがめっちゃ余ってるから、誰か行ってあげて……」といった声も上がっている。
CDとコンサートチケットの売れ行き不調を見る限り、「勢いがある」とは言い難い状況のTravis Japan。念願の1stアルバムだからこそ、週間ランキング発表時は高記録が出ることを期待したいものだ。