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2023年10月期イチのトンデモドラマ? 重岡大毅『単身花日』の「安っぽい演出」にツッコミ続出

2023/10/16 20:30
仲宗根由紀子(エンタメライター)
ジャニーズWEST・重岡大毅の画像
初回でパツパツの学ラン姿を披露した重岡(写真:サイゾーウーマン)

 10月14日、ジャニーズWEST・重岡大毅が主演を務める連続ドラマ『単身花日』(テレビ朝日系/土曜午後11時~)がスタート。初回拡大1時間スペシャルとして放送された第1話の終了後、ネット上では「今期イチの“トンデモドラマ”では?」と話題になった。

 「オシドラサタデー」枠で放送中の同ドラマは、2006年~08年に「ビッグコミックス」(小学館)にて連載された漫画『単身花日 桜木舜の単身赴任・鹿児島』を実写化。

 ハウスメーカー「サンバスホーム・ハウジング」に勤める32歳の営業マンである桜木舜(重岡、中学時代:ジャニーズJr.内ユニット・Go!Go!kids・田仲陽成)が、単身赴任先の鹿児島で初恋相手・武田花(新木優子、中学時代:茅本梨々華/旧姓:桐野)と再会し、正妻とかつてのライバルも絡み合い、禁断の四角関係に堕ちていく“単身赴任ラブサスペンス”だ。

「同作は、主人公の妻・ゆり子を高梨臨が演じるほか、舜と花の同級生・片山直哉役としてSixTONES・田中樹も出演。重岡、田中ともにシリアスな演技に定評があるため、サスペンス作品のファンからも注目されています」(テレビ誌記者)

『単身花日』第1話のあらすじは……

※以下、『単身花日』第1話のネタバレを含みます。

 第1話では、舜が東京に妻子を残し、中学時代を過ごした鹿児島へ単身赴任することに。鹿児島に着いた舜は、忘れていた桐野花との初恋を思い出し、甘酸っぱい気持ちがよみがえる。

 間もなくして、舜は中学時代の同級生で、現在は地元の中小ハウスメーカーで営業職に就く片山と再会。さらに“夫は船乗りで単身赴任中”だという花と、スーパーマーケットで偶然出会う。

 その後に開かれた同窓会で、舜と花は周囲に促されるまま、中学時代の制服を着ることに。その格好のまま、交番まで行って帰ってくる“お遊び”を実行することになるが、警察官から「中学生のくせにお酒飲んじょるね」と声をかけられた舜は、花の手を取り走り出すのだった――。

 放送後、ネット上では「シゲ(重岡の愛称)の演技が相変わらずうまい。初回からドロドロ展開の予感で楽しみ」と好意的な書き込みが続出。

『単身花日』は「トンデモドラマの予感」?

 一方で、主人公の妄想シーンのコミカルさや、大雑把にも思える感情描写にツッコミも相次いでおり、「往年の昼ドラみたいな雰囲気もあって、トンデモドラマの予感!」「シリアス路線かと思ったら、ツッコミどころ満載なドラマだった」という声も散見される。

 中でも、舜がたまたま通りかかった花に見とれて妻との電話を突然切るシーンや、花とのデートを思い出した際、花火が打ち上がる音が幻聴として聞こえる場面などに対し、「この主人公、いろいろヤバすぎる(笑)」との指摘が寄せられたようだ。

「かつてフジテレビ系で放送されていた東海テレビ制作の昼帯ドラマを彷彿とさせる同ドラマですが、同枠の常連だった小沢真珠が“鹿児島の愛犬家マダム”という役どころでキャスティングされている点からも、昼ドラ路線を狙っているのは自明。全体的に安っぽいBGMや演出が目立つのも、低予算の昼ドラを意識して意図的にやっているのでは? ただ、本格ラブサスペンスを期待していた視聴者にとっては、少々期待はずれだったかもしれません」(同)

 また、原作に頻出するエロティックな描写は、少なくとも第1話では排除されていた。

「原作通りであれば、第1話には舜とゆり子のベッドシーンや、中学時代の花が雨に濡れ、下着が透けるシーンなども登場するはずですが、一切ありませんでした。今後もラブシーンなどが削られる可能性が高く、ホッとしたジャニーズファンも少なくないようです」(同)

SixTONES・田中樹、撮影裏話披露「かっこつけたい見栄が相まって……」

 なお、田中は14日放送のラジオ番組『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送系)で、同ドラマの撮影裏話を披露。

 田中は、初共演となる新木や高梨の前で「緊張とかっこつけたい見栄が相まって、かましちゃうのよ。かっこつけ(てしまう)」そうだが、なかなかうまくいかないそう。「どうにかして挽回したい」と苦悩を語った。

 一方、この放送を聞いていた重岡から「エアガン差し入れして! エアガンとパン両方! ガンガンガンガン、パンパンパンパン! ガンだけにパンパンパン! オーイェーで行こうぜ」とノリノリのLINEが届くと、田中は「こういう人のところに人が集まるんだな」「俺はもう1人でいいよ」とイジけていた。

 シリアス路線かと思いきや、突飛な展開やコミカルな演出が印象的だった『単身花日』。昼メロテイストのジャニーズドラマは今後、どんな“ドロドロ展開”を見せるのだろうか。

仲宗根由紀子(エンタメライター)

仲宗根由紀子(エンタメライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

最終更新:2023/10/16 20:30
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