カルチャー
[女性誌レビュー]「婦人公論」2021年11月24日号

上沼恵美子「関テレさんのことは恨んでます。大嫌いです」……『怪傑えみちゃんねる』終了に「婦人公論」でいまだ恨み節

2021/11/19 14:00
島本有紀子(ライター)

 最後に見ていくのは、鈴木保奈美の80年代風連載エッセイ「獅子座、A型、丙午。」。今回のタイトルは「おしゃれしたい秋」。

 最近、夜な夜なパリコレの動画を見ているというホナミさんは、ショーで披露されるファッションについて「そもそもそれ、お洋服と呼べるのか? 的なオブジェと化しているものも多くて、買って帰って着ましょう、って感じのものではない」、「なんというか、デザイナーとかそのブランドの、世界観? と表現して、発信? する場である、という意味合いみたいだ」と、世の中の大多数が存じている事象を発信。

 そういうショーを見て、ホナミさんは「人間ってアホやなあ」と人が愛おしく思え、やがて「毎日デニムばっかり穿いてちゃいかん」と気を引き締めるのだそうです。

 毎日デニム穿きがちという庶民派イメージを差し込みつつ、パリコレに人間愛まで感じるおおらかさ、おしゃれ心までくすぐられちゃう素直さ……など、ホナミさんの魅力がつまった素敵エッセイで、濃いメンツのインタビュー記事が続いた後の良いお口直しとなりました。

島本有紀子(ライター)

女性ファッション誌ウォッチャー。ファッションページから読み物ページまでチェックし、その女性誌の特性や読者像を想像するのが趣味。サイゾーウーマンでは、「ar」(主婦と生活社)と「Domani」(小学館)レビューを担当していた。

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最終更新:2021/11/19 14:00
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