暇な中年2人の口喧嘩

ひろゆき氏、ホリエモンのことは「好きですよ」とツイートも……生配信で「時代の寵児は過去の人」と本音

2021/03/10 11:00
後藤壮亮
ひろゆき氏、ホリエモンのことは「好きですよ」とツイートも……生配信で「時代の寵児は過去の人」と本音の画像1
『自分は自分、バカはバカ。 他人に振り回されない一人勝ちメンタル術』(SBクリエイティブ)

 2ちゃんねる開設者のひろゆき氏こと西村博之氏と、ホリエモンこと実業家・堀江貴文の因縁バトルが注目を集めている。

 過去には共著なども出版している2人だが、バトルのきっかけは、ホリエモンがマスクの着用をめぐり広島の餃子店と揉めたこと。ホリエモンのツイートによって、この店は休業に追い込まれる形となったが、それを知ったひろゆき氏が店主にクラウドファンディングを助言、協力するなど救いの手を差し伸べたのだ。

「これを受けて、ホリエモンが“悪”、ひろゆき氏は“正義”という見方が一部ネット上で広まることに。それによりホリエモンへの風当たりはかつてないほどに強まり、その風潮に辟易したのか、3月5日のTwitterで『一応歳上なのである程度のところまでは許容してましたが例のクラファン辺りでキレました。無理になりました』と、ひろゆき氏への本音をツイート。ニュースサイト『FRIDAY デジタル』は、ホリエモンのこの態度を『絶縁宣言』と報じています」(芸能ライター)

 一方のひろゆき氏は9日、“絶縁宣言”の記事を貼り付けつつ、「おいらは堀江さんことホリエモンは、面白いから好きですよ」とツイート。すると同日、ホリエモンも「別に私も嫌いではないですが、いちいちイラッとするのでわざわざ近づく意味はないのですね」とフォロワーの質問に返す形で投稿していた。

 両者ともに「好き」「嫌いではない」と明言した形だが、それは本心なのだろう。ただ、ひろゆき氏は自身のYouTubeチャンネル『ひろゆき, hiroyuki』の生配信で、ホリエモンについて、このように言及していた。

「6日の生配信で、『ホリエモンって、なんで時代の寵児って呼ばれてたの?』という質問を受けたひろゆき氏は、『ライブドアという会社をガンガン大きくしていって時価総額が結構デカくなった』と回答。ただし、『プロ野球チームやテレビ局を買えていれば、時代は続いたんですけど、残念ながら時代は続かなかった』と加え、同じような人物として、球団や携帯会社を買収してきた孫正義氏の名を挙げました。『あの人は、いまだに現役だから“時代の寵児”と呼ばれないんですよね』と孫氏を語ったうえで、『“時代の寵児”って、過去はすごかったねという肩書になってしまう』と冷静に分析。つまりは、時代の寵児とは、過去の人につけられるものだと話し、暗にホリエモンもそうであるとしたんです」(同)

 ちなみに連日連夜のように行われているこの生配信は、すっかりユーザーからの人生相談コーナーと化している。

 例えば同じく6日に配信された中では、「高校卒業後、陸上自衛隊に入ることをクラスメートに言ったら“戦争軍団なのに”と言われた」という内容について、ひろゆき氏は「基本的には自衛隊は軍隊なので、人を殺す訓練をするし、人を殺すためにお金をもらってる人たちなんですよ」と私見を述べ、「人殺し軍団であることは正しいから、(その同級生に)もうちょっと社会の仕組みを教えてあげたほうがいいんじゃないでしょうか』と過激なアドバイスをしていた。

 歯に衣着せぬ発言と飄々とした立ち回りが支持されているひろゆき氏。いずれにしても、ホリエモンとの舌戦は、しばらく続きそうだ。
(後藤壮亮)

最終更新:2021/03/10 11:00
自分は自分、バカはバカ。
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