[ジャニーズメディアの裏側]

Snow Man・岩本照を自粛に追いやったのに!? 講談社、“バカ売れ”King&Princeカレンダーを担当のワケ

2020/10/28 12:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
スキャンダル封じにも大活躍……?

 来年3月に発売される、2021年度版のジャニーズ事務所各グループ公式カレンダーの詳細が、先日明らかになった。20年度版でトップの売り上げを誇ったKing&Princeのカレンダーは、今回どの出版社が担当するのか、業界内でも注目が集まっていたが……。

 21年度版のジャニーズ公式カレンダーは、Hey!Say!JUMP、Sexy Zone、ジャニーズWEST、King&Prince、SixTONES、Snow Man、ジャニーズJr.、関西ジャニーズJr.の全8種類。前年度版は9種類だったが、どうやら20年度版をもってKis-My-Ft2が“卒業”となったようだ。

 オリコンが公開した「2020年上半期グッズ・マルチメディアTOP10」(5月28日発表)で、16万1,117部の売り上げを記録し、断トツトップだったKing&Princeのカレンダーは、版元が新潮社から講談社に変更。また、ジャニーズWESTのカレンダーは、これまで“ジャニーズの天敵”と言われてきた、週刊誌「週刊女性」やエンターテインメント誌「JUNON」を発行する主婦と生活社が受け持つことになった。

「21年度版も“バカ売れ”が期待されるKing&Princeのカレンダーが、講談社から発売されるのは驚きですね。というのも、同社発行の『フライデー』が今年3月、“ラブホテルで未成年女子と飲酒していた”というSnow Man・岩本照の過去のスキャンダルを報じ、活動休止に追い込んでいるから。そんなジャニーズにとって憎むべき敵である講談社に、一番売れるであろうKing&Princeのカレンダーをあてがったワケです。『フライデー』はしばらくの間、King&Princeどころか、ジャニーズグループ全般のスキャンダルをも扱いにくくなるでしょう」(スポーツ紙記者)

 一方で、19年度版からジャニーズカレンダーの担当出版社に参入し、2年連続でKing&Princeを担当した新潮社は、Snow Manを担当。2ndシングル「KISSIN’ MY LIPS / Stories」(10月7日発売)が、発売初日に65万2,305枚(オリコン調べ)のスマッシュヒットを遂げるなど、まさに破竹の勢いのSnow Manだけに、発表前から「どこの出版社がSnow Manをゲットできるのか」と、メディア関係者の間で話題になっていたという。

「結果的に、Snow Manを獲得したのは、ジャニーズの“オキニ”である新潮社でした。同社の役員とジャニーズのメリー喜多川名誉会長は親密関係にあり、近年、急速に距離が縮まったんです。18年9月、滝沢秀明副社長が表舞台から引退すると発表した直後に、『週刊新潮』にロングインタビューが掲載されましたし、『小説新潮』20年1月号からは、小説家としても活躍するNEWS・加藤シゲアキの連載『オルタネート』がスタート。もはやジャニーズとはズブズブの関係で、スキャンダルも『ほぼ扱わない媒体』になっています。だからこそ、売り上げが見込めるSnow Man担当に抜てきされたのでしょう」(テレビ局関係者)

 カレンダー利権により、各週刊誌が“ジャニーズスキャンダルは扱いにくい状況”を着実に築いたジャニーズ事務所。今後、ジャニーズタレントの醜聞を報じるメディアは「週刊文春」(文藝春秋)の一誌一強となってしまうのだろうか。

最終更新:2020/10/28 12:00

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