カルチャー
ロングインタビュー第2回

【幸福の科学学園1期生語る2】社会科で「霊言」「過去世」の話題も――知られざる授業内容

2019/08/18 16:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

――幸福の科学学園では、宗教の授業があるそうですね。

A 週に1~2回、授業としてカリキュラムに組み込まれていて、一番多かったのは、創始者兼総裁である大川隆法の講演会のビデオを見る……というもの。ただ見るだけなんですけど、幸福の科学では「大川のビデオを見るだけで体内に光が入る」といわれているので、みんな手を合わせてから、姿勢を正して見ていました。途中で寝ちゃう子もいましたよ。でも、「ビデオを見ながら寝るのは魔が入っている証拠」とされているので、生徒同士で起こし起こされて……といった感じでしたね。あとこれは、宗教の授業ではないですが、一般の大学の教授など、恐らく幸福の科学つながりであろう外部の人を呼んで、礼拝堂で、普段の授業ではやらないような講義を受けた記憶もあります。これはもしかしたら、公式サイトで紹介されている「探究創造」という授業の一環だったかもしれませんね。

――「国語」や「社会」といった通常の授業はどのような内容でしたか?

A 優先されるべきは一般教養などの勉強なので、授業内容にも使用するテキスト類にも、宗教色はなく、一般的な高校と変わらない内容でした。ただ、信仰度合いの強い先生だと、授業中に幸福の科学関連のビデオを見せたり、「過去世」や「霊言」など幸福の科学で使われる言葉を使ったりする人もいました。特に社会、倫理は、授業の特性からか、宗教的な話題が出ていたのを覚えています。

――具体的にどのような感じですか? 

A 大川は霊言として有名人の過去世をたくさん公表しているのですが、例えば、社会の授業で、坂本龍馬や安倍晋三氏など、大川が過去世を公表している人の名前が挙がったときに、「この人の過去世はこうなっていて、今は政治家の○○に生まれ変わっているんですよ」みたいなことをサラッと言う先生がいました。あと、倫理の授業では、哲学者の思想などを学んだあとに、「信者ではないとそういう思想の人もいるけれど、本当の教えはエル・カンターレの教えだから。生まれ変わりもあるし、生きている間の行いで、天国に行くか地獄に行くかが決まるから、みんなはちゃんと勉強しようね」って感じで締めくくったり。「アリストテレス、フランシス・ベーコン、大川隆法」が並んでいるような扱いでしたね。

――こうした授業内容が、大学入試などに影響することはありませんでしたか? 

A 社会や倫理以外の授業で、幸福の科学の教えに絡めることはありませんでしたし、こうした話題を出すのも信仰に熱心な先生くらいだったので、一般的な勉強はしっかりできたと思います。幸福の科学の教えに絡める先生も、スタンスとしては、「本当の教えは幸福の科学の教えで、これから広まって一般教養になる。でも今はまだ教科書の内容が一般的だから、ちょっと我慢して、テストでは『○○』と回答しよう」という感じだったので、試験に影響したりすることはなかったですね。

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