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ジャニーズ事務所、「強制退会」にファン衝撃! 「詐欺では?」「退会でいい」と賛否両論

2019/04/19 08:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
ジャニーズが詐欺りがちなのは、前から知ってはいたものの……

 ジャニーズ事務所の各ファンクラブを取り仕切る運営母体として知られているジャニーズファミリークラブ。先ごろ、一部ファンクラブ会員向けに「強制退会処分」の通知が届いたといい、4月17日頃から大きな話題となっている。ジャニーズのイベントをめぐっては、かねてよりチケットの高額転売、盗撮行為などさまざまなトラブルが問題視されていたが、今回の対象者は何らかの規約違反により、処分が決まったようだ。

 騒ぎの発端は、一部Twitterユーザーがファンクラブの名義を借りている友人のもとに送られてきたという「強制退会処分」の写真をアップしたこと。その書類によれば、ファンクラブ側は送付先が「会員規約第10条の禁止事項に違反」した旨を了知したため、「強制退会処分」に踏み切ったとか。これに伴い、料金を支払ったチケットがあった場合でも、「会員規約第11条2項の定めにより、本強制退会処分の時点において入場の権利は無効となります」と、記載されている。つまり、すでに納めている年会費や、当選したチケットの代金は返金しないまま、ファンクラブの会員資格を取り上げる処置をとったのだろう。

 Twitterを中心に情報が拡散され、同様の書類が来たと申告する人や、友人の体験談などがいくつか上がった。出回っている画像の中には、前述の本文の下に嵐、NEWS、ジャニーズWEST、King&Princeの4つ分の会員番号を記した箇所もあり、この場合は同一名義で入会しているファンクラブがすべて利用できなくなってしまったものとみられる。複数の報告が出たため、ファンの間でも当該の書類は本物だという認識が広まった。

「通知書には、具体的に何がきっかけで退会処分となったのかは明記されていないようで、原因はわかっていません。ただ、ジャニーズ公式サイトにあるジャニーズファミリークラブの会員規約の第10条に『会員資格(会員証を含む)の貸与・転売・譲渡・名義変更行為、架空名義の使用行為』や、チケット販売規約違反、肖像権・プライバシー権といった権利を侵害する行為は禁ずると書かれており、これらが判断材料となって施行されたのでしょう」(ジャニーズに詳しい記者)

 また現在、同じ強制退会通知を受けた友人の話として、昨年末のHey!Say!JUMPのコンサートで起きた事件について綴ったブログが注目を集めている。ブログ投稿者の友人はTwitterを使ってコンサート同行者を募り、定価でチケットを譲渡。しかし、コンサート中にその同行者の盗撮がスタッフに見つかり、当人だけ連行されたのだという。思い当たる出来事はこの程度だそうで、ブログを書いた人物は、違反者ではなく名義人本人が裁かれるのはおかしいと、訴えていた。

 こうした現状に対し、ジャニーズファンからは「強制退会は賛成。これで盗撮とか、友達に名義借りてたくさんファンクラブ入ってる人とかが減ってくれたらいいな」「強制退会は多名義や高額転売してる人をなくせるから、いいと思う」と、好意的な声が見受けられる。そんな中、「強制退会の原因はさておき、時期が疑問。問題があってすぐに処分ではなく、別のチケットを当選させ、お金を支払わせてからの払い戻しなしで強制退会はいかがなものか」「強制退会は仕方ないとして、チケット代返さないのは詐欺では?」と、否定的な意見も多数上がった。

「今回の騒動によって『ジャニーズが本気出した』と評価されていますが、ジャニーズコンサート事務局のジャニーズ違反係は、2014年にも“会員資格の強制剥奪”を実行していたんです。この時は、チケット販売規約に違反する行為が判明した会員に1年間の会員資格停止を言い渡しました。同封の誓約書を提出すれば、停止期間終了後に会員サービスを再開するとアナウンス。後に再びルールを破った場合は予告なしに停止期間延長となる可能性があると、通達する文面でした。過去に類似の事例はあったものの、SNSの普及でより話が広まっていったようです。事務所にとっては危険なファンを威圧できる良い機会になったのかもしれません」(同)

 一方で、今回の問題をきっかけに「ジャニーズ、本気出すならコンサートや舞台の本人確認をちゃんとやって」「『もしも塾』とかジャニーズJr.のコンサートは高額転売されてたし、目に見える対策をしてほしい。本人確認だって機械を導入したら厳しくできると思う」「『もしも塾』のチケット、いくらで売られてたか、もちろん把握してますよね?」といった指摘も。

 ファンが言う『もしも塾』とは、4月5日~7日に東京グローブ座で行われた即興劇で、関ジャニ∞・村上信五を中心に、Hey!Say!JUMP・有岡大貴&八乙女光、Kis-My-Ft2・千賀健永&二階堂高嗣、ジャニーズWEST・中間淳太、桐山照史、重岡大毅やジャニーズJr.複数名が出演。キャストの組み合わせは公演によって異なる上に、珍しい企画ということもあって、当選倍率は相当高かったようだ。正規料金はS席が7,000円、A席が6,000円のところ、ネット上のチケット売買サイトで価格が高騰。10万台はザラで、中には30~60万円台のものまで出品されていた。

「ジャニーズは、一度購入したチケットを売却できる公式トレードリセールサービスなどを導入していません。もしチケットの名義人がコンサートや舞台に行けない場合でも、他人への譲渡は基本的に禁止されていますし、入場時の本人確認でNGが出てしまいます。こうしたチケットに関するファンの不満はまだまだあるようで、『ファンクラブを強制退会させるなら、突然コンサートに行けなくなった人のためにキャンセルOKにすればいい』『転売ダメで行かないのもダメって、どう考えてもおかしい』と、愚痴が漏れています」(同)

 転売やチケットトラブルを防ぐには、より多くの人々が平等にイベントに参加できるシステムや機会を考えていくことも重要なのかもしれない。

最終更新:2019/04/19 08:00

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