カルチャー

「後輩のエロい言葉に興奮」「婚活相談のつもりが……」女たちが“欲情した夜”の話

2018/06/08 15:00
Photo by Helga Weber from Flickr

 「自分に自信がない」「甘え方がわからない」「リア充が苦手」「1人が苦じゃない」「褒められても素直に受け入れられない」「友達の恋愛話についていけない」――ほとんど女性が1つは当てはまりそうな、これら特徴の数々。私は1つどころではありませんが……実はこれ、“こじらせ女子”の特徴なんです。

 “こじらせ女子”とは、数年前に流行語大賞にノミネートされるほど話題になった造語。簡単に言うと、「自分に自信が持てず、恋愛にもどこか消極的。どちらかというと、外見よりも内面的なことで恋愛に失敗してしまう女子」のことです。

 私の友人には上記の特徴を総なめしている子がいるのですが、彼女は根っからの恋愛ベタ。顔は可愛いけれど、性格は極めてネガティブ。私が知っている限り、なぜか好きになった人には愛されません。いえ、本当のところはどうかわかりませんが、自分に自信がないがゆえに、“彼に愛されている”と思えないのかも。

そんな彼女の口癖は、「私なんか」。「彼は私なんかとレベルが違うから」「私なんか結局ヤられるだけの女」と自分を卑下するだけにとどまらず、ついにはSNSで“ポエム”をつらつら書き始める始末です。もはや「愛されない自分を愛しているのでは?」とツッコミを入れたくなるレベルです。いえ、基本的にはいい子で大好きなのですが……だいぶ、こじらせているみたいです。

 しかし、そんな友人もいつまでも感傷に溺れている場合ではないと気付いたのか、最近は“脱・こじらせ女子”をしようと奮闘中。その努力の一環(?)で、不器用な女性がヒロインの漫画を読み漁ったらしいのですが、「“恋愛に無頓着な女子”なはずなのに、かわいくてエロくてキュンとしてイヤになる……」と、ため息をつきながら激押ししてきた作品があります。『欲情スイッチ』という漫画で、私も仕事の合間に軽い気持ちで読んだら、夢中になりすぎて困りました。

 恋愛未経験のリケジョ女を発情させる後輩

 ヒロインは、研究一筋でほかのことには、とんと無頓着なリケジョ・千世。もちろん恋愛にも無関心で、「好きって何?」「感じるって何?」というレベルの不感症だったのですが、千世のことが大好きでたまらない、笑顔の可愛い後輩・拓真からの不器用ながらもまっすぐな思いに触れ、徐々に変わっていきます。

 拓真は非常に面倒見のよい性格で、生活力皆無の千世を支えるべく、お弁当を作ってきてくれたり、体を気遣ってくれたり、身の回りの世話を焼いてくれたり……。「こんな男の子に好かれたら幸せだな~」とほのぼのして読んでいると、千世はあろうことか、「あんまり世話を焼くな」と言い放ちます。実は、「おまえなしじゃ生きていけなくなる」という意味なのですが、なんとも口ベタで、不器用な千世に内心ハラハラ。

 相変わらず恋愛に対して不感症な千世でしたが、ある日、自分の変化に気づきます。それは、無意識に拓真が来るのを待ちわびていること、拓真なら触られてもよい、と思っていることでした。拓真の甲斐甲斐しい努力により、少しずつ、でも確実に恋愛感情を抱いていく千世なのですが、恋なんてしたことない千世は、それがなんの感情なのか見当もつきません。

「拓真に触れたい」という気持ちがなんなのか、結局わからないまま迎えた千世の誕生日。デートをした帰りに拓真の家で一息つくと、「おまえの好きにしてくれたらいいのに」と本音をこぼします。その言葉で、幾度となく押されていた拓真の“欲情スイッチ”はオン、千世は服を脱がされながら、鏡の前に連れていかれるのです。

 そこで、鏡に映った自分のみだらな恰好と、耳元で囁かれた拓真の「好きです」という言葉に、千世の“欲情スイッチ”は初めてオンに。「覚えておいてください。オレの指が千世さんのココをかき回す感覚とか、舌が肌をなぞる感覚とか――次から思い出しただけでスイッチが入るように」なんて、とてつもなくエロい拓真のセリフと描写にドキドキが止まりませんでした。

 婚活前のめり女子が職場の上司と……

 そして、友人が追加で送ってきたこちらの作品『好きなのにカラダだけ』も、また違った“こじらせ女子”の物語。

 ヒロインは、結婚を焦るばかりに、デート3回目で男性に跨って引かれてしまうような、まごうことなき“こじらせ女子”の美希。会社ではデキる女を装ってクールビューティーで通しているものの、実はズボラで婚活30連敗を記録しています。唯一、美希のそんな秘密を知る上司・佐久間課長と飲んで愚痴っているうちに、「俺と付き合わない?」なんて告白されて、いつのまにやらホテルへ……。

 こういう男上司×女部下のオフィスラブ作品はよくありますが、ホテルに行った翌日、会社の資料室で最後までHをした後、女側が「責任は取りますので!」と言ってしまう作品は見たことがなくて、思わずクスリときてしまいました。そんな美希を「不器用なところもかわいい」と受け入れてくれる優しい佐久間部長に「こんな男性なら“こじらせ女子”も救ってもらえるかも?」と邪な考えも沸いてきちゃいます。

 どちらの作品も女性側が“こじらせ女子”なだけにいい意味でクセがあり、エロだけ無駄に多くて内容が薄っぺらい、なんてことがなく、エロも内容もどちらも楽しめました。“こじらせ女子”ならではの不器用さと真面目さがいいアクセントになっています。私も友人も、Renta!で漫画をレンタルして、一刻も早く“脱・こじらせ女子”を果たしたいと思います!
(ヨコシマリンコ)

※当記事はPRです。

最終更新:2018/06/13 13:33
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