芸能

“月9”が3クール連続でジャニーズドラマ!? フジテレビが「ジャニーズ依存」を止められないワケ

2017/03/11 10:00

 フジテレビが10日、7月クールの“月9”が山下智久主演の人気シリーズ『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~』の第3弾であると発表した。

 同シリーズは、救急医療用のドクターヘリに携わる5人の若者の奮闘と成長を描く医療ドラマ。メーンキャストの山下、新垣結衣、戸田恵梨香、浅利陽介、比嘉愛未の5人が約7年ぶりに集結する。

 2008年に「木曜劇場」枠で放送された第1弾は、初回平均視聴率21.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、期間平均で15.9%と健闘。

 翌年放送されたスペシャルドラマは、23.1%と高視聴率を記録。10年に月9枠で放送された第2弾は、期間平均で16.6%と、同クールの民放連ドラで首位となった。

「フジの韓流偏重騒動が起きたのは、『コード・ブルー』放送後の11年。視聴者の“嫌フジ”が進んだ今、どこまで数字を伸ばせるか注目されそう。月9は、前クールのHey!Say!JUMP・山田涼介主演『カインとアベル』が期間平均8.2%で、枠史上ワーストを記録。4月からは、嵐・相葉雅紀主演『貴族探偵』がスタート。さらに、10月からは元SMAP・木村拓哉の主演作が始まるとも言われている。もしそうなれば、今年の月9は3クール連続でジャニーズドラマということに。近ごろ、人気俳優が出たがらないと言われる月9ですが、フジが最後にすがったのがジャニーズだということでしょう」(テレビ誌記者)

 昨年のフジは、『カインとアベル』以外にも、Hey!Say!JUMP・中島裕翔をプライム帯の連ドラ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』の主演に抜てき。『FNS27時間テレビ』でも、Hey!Say!JUMPの活躍を前面に押し出すなど、“ジャニーズ接待”丸出しだった。
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「ほかにも、『めざましテレビ』のレギュラーにHey!Say!JUMP・伊野尾慧を起用するなど、ジャニーズ依存が甚だしいフジですが、言い換えればジャニーズの言いなり状態ということ。ジャニーズも、嵐以下のグループが国民的アイドルに育っておらず、焦りを感じていますから、都合がいいのでしょう。また、数年前はKis-My-Ft2・玉森裕太主演『ぴんとこな』(TBS系)や、同・藤ヶ谷太輔主演『ビギナーズ!』(同)、関ジャニ∞・丸山隆平主演『地獄先生ぬ~べ~』(日本テレビ系)がプライム帯で放送されるなど、TBSや日テレが今のフジの役割を担っていた。しかし、どれも大コケしているため、最近はフジ以外手を出したがらない現状があります」(同)

 6日に行われた改編説明会で、低迷する月9について「ラブコメ一辺倒ではなく、ここで起死回生を図りたい。月9再生のため、なんとか踏ん張りたい」(宮路治朗編成局次長)と意気込んだフジ。ジャニーズの言いなりになることで、それは叶うだろうか?

最終更新:2017/03/11 10:00
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