カルチャー
『ブタが好きすぎてハンガリーの国賓になりました』刊行記念イベントレポート

“遺伝子銀行”で「国宝」を守る! 国民に愛されすぎの「世界一太った○○」とは……

2017/01/27 15:00

■世界一太っている豚

 マンガリッツァ豚はハンガリーの輸出品では看板商品だが、高級な食材。高級である理由は飼育に手間がかかるからだという。

「まず、生まれる子豚の頭数が少ない。そして、育てる期間が長いのです。白ブタが8~9カ月で育つのに対し、マンガリッツァは12~15カ月かかります。世界一太っている豚で、脂が多く、体脂肪率が60~70%になります。肉は3割しかとれないため、値段が高くなるのです。政府のサポートがないと、なかなか育てられない」(パラノビチ大使)

 ちなみに脂(ラード)は、バターの代わりにパンに塗ったり、調理やお菓子作りに使うという。もともとハンガリーでは伝統的にラードがたくさん使われ、ラードパンは居酒屋の定番おつまみなのだとか。

ラードを塗ったパン。紫玉ねぎのコンポートをのせて、居酒屋よりおしゃれな一品に
何もつけず、そのままで肉の旨みが楽しめるソーセージ
肉質がやわらかく、上品な味わいのローストポーク

 なお、パラノビチ大使によると、マンガリッツァ豚の輸出先としては日本が第1位。日本ではブランド肉が人気で、日本人は肉の特徴をよく理解しているからだという。

 マンガリッツァ豚は、東京・表参道にあるブダペストの老舗カフェ「ジェルボー」の支店などで食べられる。ハンガリー政府もサポートする希少なブランド肉だけに、漫画を通じてその背景が広まれば、知名度も人気も上がるかもしれない。

最終更新:2017/02/01 20:07
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