カルチャー
[女性誌速攻レビュー]「AneCan」7月号

「AneCan」結婚式特集で、藤原紀香“さま”表記! 梨園の妻と同時に天上人入り果たす

2016/06/29 17:00

 コメントには、「片岡愛之助さまのお知り合いの宝石商が、紀香さまのためにダイヤモンドを探してくれ、デザインは愛之助さんがしたそう。推定2千万円」と。校正ミスかと思いましたが、はい、そうではないようです。推定2千万円の文字も吹っ飛ばすインパクト! 紀香、梨園の妻に収まると共に、「AneCan」においては天皇に並ぶポジションに上り詰めたようです。しかしながら、いまいち解せない! これは、「AneCan」が関係各所(バーニング?)に気を使って政治的判断にこうしたのか、純粋に「AneCan」が掲げる女性像の最高峰として敬ったゆえこうなったのか……。願わくば、前者であってほしいです!

■料理に集中してください
 アネサーのさりげないマウンティング力は、いつだって健在です。「2016年夏のお出かけ事情ネホハホリサーチ」での「おしゃれに気合いが入るのはどんな日?」というアンケートにて、最多の52%が「女子会」と回答。コメントでは、「ドレスコードを白にして、仲間と集まったときの写真。白だと統一感があってきれいめだし、写真映えもするのでおすすめ♪」などとあります。写真を撮ってSNSにアップして、「いいね!」合戦に励むところまで瞬時に理解しました。これが「AneCan」における正しい女子会です! 

 意表をつかれたのは、「華やかきれいでいたいのは、こんな予定の日!」。「AneCan」はここに、「お料理教室で花嫁修業」と入れてきました。「お教室のコーデは?動きやすくて、でも女性の中でも程よく目立つブラウスが正解のよう!」とのことです。知りませんでした。料理教室はブラウス着用ということも、花嫁修業が現存する言葉だということも! 

 しかしながら、この、主役は料理や先生ではなくて「わ・た・し!」という1人で空回りする意識、花嫁修業という言葉、料理教室で“華やかきれい”にいたいという願望……これら全てを装備すると、あら不思議。紀香さまの完成です。げに恐ろしき「AneCan」の深層心理!
(白熊春)

最終更新:2016/06/29 17:00
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