カルチャー
[女性誌速攻レビュー]「AneCan」6月号

蛯原友里がついに卒業、そのとき押切もえは……「AneCan」2大モデルの“変化する友情”

2016/05/25 21:00

■押切さんが素直になった!
 今月号は、「『一緒にいたい人』10人のマイルール」や「人気女芸人・横澤夏子presents 一緒にいたくないのは、こんな人」という、ボリューミーな読み物があったのですが、それを読むなら、こちらを読むべし! ずばり、「押切美道」。「AneCan」に残される唯一のトニセンメンバーこと押切さんの連載、今月号は角田光代さんとの対談です。

 トーク内容は、小説家としての仕事の向き合い方が8割、アラサーの恋愛・結婚の悩みが2割となっていて、角田さんも自身の恋愛を振り返りながら「恋愛体質で、恋人がいないと人生が困難に感じるという考え方だった」と明かします。それこそ二股でもいいから、会えなくてもいいから「恋人」という名称の男がほしかったんだそう。そうした自分の恋愛観について、自分たちの世代は「恋愛にかけるエネルギーが大変高かった」と、まさかの“世代”論で片付けていました。強引!

押切さんはそれを受けて、「恋愛も仕事も不安ベースで対策取っていましたね。(中略)習い事をたくさんしたり、憧れの人の話をどんどん聞きに行ったり。でも、その方々の話を受け止める器がなくて、理解できないことも」と返答。あ~よかった……本人も気づいていたんですね……。世間は感じ取っていましたよ、習い事への執着と著名人とのかみ合わない対談は、全て不安と自信のなさゆえだということを……。押切さんが抱えていたくすぶりを、吐き出すように導いてくれた角田さんに、感謝の念すらわいてきます。

 最後に、角田さんの著書『対岸の彼女』(文藝春秋)に寄せた、押切さんのコメントを。「結婚や出産やキャリアによって変化する友情関係、それに対する答えがいくつも詰まった作品だと思います」。思わず、結婚や出産、キャリアの方向性の違いから去る蛯原さん&高垣さんを浮かべてしまいましたが、押切さんは本書から彼女たちとの関係の「答え」を見つけたんですよね、きっと。友情は続くのか、終わるのか、はたまたただのビジネスパートナーだったのか……。
 
 そしてそして、卒業していく蛯原さんも押切さんへメッセージを贈っているので、抜粋して終わりにしましょう! 「もえは時代をともにした戦友。誰よりも努力する姿をずっと見てきたし、決めたことをやり抜く強さは、本当に尊敬します」。あれれ、書くことなかったのかな? と、他モデルへの具体的なメッセージを読むと思ってしまいましたが……。嗚呼、エビちゃん・もえちゃんの関係はついに終焉なのでしょうか? いえいえ、これからが第二章の始まりだと、これからも目を離さず見ていきますよ~! 

最終更新:2016/05/27 16:39
アクセスランキング

今週のTLコミックベスト5

  1. 塩対応な私の旦那様はハイスペックな幼馴染!?~トロトロに甘やかされて開発される体~
  2. 交際ゼロ日で嫁いだ先は年収5千万円のスパダリ農家~20歳、処女を弄ぶ優しい指先~
  3. お花屋さんは元ヤクザ~閉店後の店内で甘く蕩ける~
  4. 体育会系幼馴染は世界一の溺愛男子~全人類の好感度がある日見えたリケジョの私~
  5. 淫魔上司は不器用な溺愛男子~インキュバスが魅せる激甘淫夢は人外の快感~
提供:ラブチュコラ
オススメ記事
サイゾーウーマンとは
会社概要
個人情報保護方針
採用情報
月別記事一覧
著者一覧
記事・広告へのお問い合わせ
プレスリリース掲載について
株式会社サイゾー運営サイト