カルチャー
“はるさん、帰るよ!”

小保方晴子氏の『あの日』は男性研究者のセクハラ告発本だった!? 関係者が分析

2016/02/26 15:00

■不倫は力関係を逆転させる

 この「セクハラ告発本では」という説をどう思うか。先出のノンフィションライターの杉浦氏に意見を求めてみた。杉浦氏は大学内におけるセクハラについての取材経験がある。

「私は『セクハラ告発本』とまでは深読みしませんでした。単に『おじさんたちは、これだけ私をチヤホヤしておいて、私が劣勢になると、はしごを外して逃げた』と、自分こそが被害者であるとアピールしているのかな、と。実際、その効果はあって、彼女への同情論はまた高まっており、それが『あの日』をベストセラーにしている要因だと思います」

 杉浦氏は「セクハラ告発本」説に同調しなかったが、こうも話してくれた。

「毎日新聞の須藤桃子記者がSTAP細胞論文問題について書いた『捏造の科学者』(文藝春秋)の中で、若山教授が会合の席で実験にアドバイスをすると、小保方氏が『そんな大変なことをできるわけがない』と怒り出したというエピソードがありました。それを読んで上下関係が逆転している、まるで、指導教官と不倫している女子学生みたいだな、とは思いました。あくまでも私の個人的な感想です。大学で教員と女子学生が男女の関係になると、男性側が後ろめたいので、女子学生の方が上になる例を見てきました。そうなると、人前でも女子学生が指導教官に対して横柄な態度をとるようになり、他の学生が“こんな乱倫な雰囲気耐えられない”と大学側に訴えるというケースがしばしばあります」

 実際、小保方氏が男性教授陣たちと“乱倫”な関係にあって、それを今さら「セクハラ」として告発したいのかどうかは定かではない。だが、彼女には、「なにかあったのでは?」と、妄想させる言動が多いと報じられているのは事実で、『あの日』でもそれが全開になっているのである。
(木原友見)

最終更新:2016/02/26 15:00
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