カルチャー
『ジジィ川柳』発売記念インタビュー

毒蝮三太夫に直撃♪ 「ババァは弾ける、ジジィはイジける」、最近の高齢者事情を教えて!

2015/10/04 21:00

――ここ数年で高齢男性にどんな変化があったのでしょうか。

毒蝮 「男は黙って」の時代から脱却していって、社会が「言わぬが花」ではなくなってきたんですよ。高齢男性はそこにまだ追いつけていない。言わなきゃ伝わらないということを高齢者はもっとわかった方がいい。口幅ったく言えば「素直になりましょうよ」ってことだね。

――この本の句に寄せた毒蝮さんのコメントも「もっと素直になれよ!」というのが多かったですね。

毒蝮 奥さんに「君がいないと寂しい」なんて昔は言わなかっただろ? だけど言った方がいいのよ。その方がカッコイイの、子どもや孫から見ても。そして素直でチャーミングな笑顔を。これはカネはかからない。「笑顔にまさる化粧なし」って俺書いたけど、本当にジジィは笑わなすぎる。老人ホームだって、一番モテるのは愛想がよくてチャーミングなジジィよ。介護士にもちゃんと面倒みてもらえるの(笑)。

――かっこつけないかっこよさですね。

毒蝮 言いたいことはちゃんと言う。溜め込んでストレスにするよりよっぽどいい。

――最近キレる高齢男性のニュースをよく耳にしますが、それもやっぱりストレスが原因……?

毒蝮 そうだと思いますよ。高齢者は息抜きが下手。溜めて溜めて変なときに爆発させちゃう。俺なんかラジオで「汚ったねぇババァ」「くたばり損ないのジジィ」とか言って息抜きしてるもの(笑)。

――一般の人はあまり言わない方がいいですね(笑)。

毒蝮 俺以外の人は言わねぇ方がいいよ。殴られるよ。俺みたいに知性があって、チャーミングで、家柄がよくて(笑)……要するにこういう軽口言って相手が笑ってくれれば胸襟が開くじゃない。そういう関係性を築ければ「ババァ」っつたって大丈夫なんですよ。そういう前説なしで暴言吐いたら、そりゃ喧嘩になりますよ。俺も一応46年ラジオやってきたけど、腕のないやつは、毒なんて吐いちゃダメ(笑)。ちゃんと人見て、場を見て、発した言葉の回収をできなきゃ。 これって難しいよ~。

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