カルチャー
[女性誌速攻レビュー]「DRESS」3月号

スタイリスト・大草直子を失った「DRESS」が舵を切る、“痛く見えない”アラフォーが痛い!?

2015/02/14 16:00
「DRESS」2015年3月号(幻冬舎)

 サンバっ!サンバっ!ハっ! みなさんこんにちは、今月号の「DRESS」(幻冬舎)の占いに「さあ、サンバのリズムにのって恋をしましょう!」と書いてあったので、冒頭からサンバにのってみました。占いには「家族に看病や介護を必要とする人が出てきて住む場所を変える暗示があります」と、現実的でとてもサンバにのって乗りきる雰囲気じゃないことも書いてありますが、恋愛面においては極彩色だそうです。そんな大変な状況になったら恋どころじゃない気がしますが、いいんですかね。サンバっ!

<トピック>
◎美に迷うDRESS世代のビューティ座談会
◎今宵、サイエンスバーで。
◎恋人選びより楽しいクルマ選び

■迷走「DRESS」の使える情報

 今月号の「DRESS」は、読み物ページが充実していた印象です。科学の第一人者を呼んで専門分野について話してもらうという「今宵、サイエンスバーで。」ですが、ここ数回、「海馬について」など、身近で興味深いテーマが続いて、読み応えがあります。今月号はイグ・ノーベル賞を受賞した中垣俊之氏に、「粘菌の知性」について語ってもらっています。ネバネバした物体で原始生物である、脳みそもない粘菌が、迷路を解くというアルジャーノンもびっくりな実験をしているそうです。この連載、回数を稼いだら単行本化する予定なのだと思いますが、要は「話題の科学の本のダイジェスト」なので、いろんな科学の話題が1冊にまとまったら、かなりお買い得かと思います。

 もう1つ興味深かったのは、「恋人選びより楽しいクルマ選び」。ブランド・マネージャーの守山菜穂子さんという方が登場してますが、正直、クルマの話よりも、自分をどうブランド化するかという“ブランディング”の話が面白かったです。「自分を食べ物に例えるとなにか?」と考え、それを決めたら、物事を決断するとき、「その食べ物っぽいかどうか」でやるやらないを判断すると、1年後には筋の通った人に見えるようになっているとか。なるほど、アラフォーにもなったら、確固たる自分を持って背筋を伸ばすのって大事ですよね。個別の企画として読みたいです。迷走する「DRESS」にも、目を凝らすとアラフォーが使える情報が載っているようです。

■大草ロスをどう乗り越えるか?

 冒頭のコラムを始め、「DRESS」はやたら編集長が登場するページが多いのが特徴。「美に迷うDRESS世代のビューティ座談会」でも、女性3人の悩み事を編集長が聞く、というページに登場しています。編集長はアラフィフの男性なのですが、なぜかこの人が、3人の悩み事に答えてます。

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