カルチャー
[女性誌速攻レビュー]「I LOVE mama」7月号

「I LOVE mama」のTPO=園行事には、カラコンはブラウンで盛る!

2013/06/12 15:00

 「家族でお出かけ」という項目では、「昼間のお出かけに、キャバ嬢みたいな濃いメイクは自分だけに時間かけてると思われちゃう! 適度な盛りが正解♪ アイメイクよりチークやリップにポイントをおいたほうがかわいい」とのこと。ほかに「ママ会」「2次会パーティ」用のメイクが紹介されていますが、オバさんから見ると、まったく違いがわからない。どれも“自分だけに時間をかけてるキャバ嬢みたいな濃いメイク”にしか見えません。特に前述の園行事メイクなんて、カラコン云々の前に金髪だし! これじゃ園によっては「空気を読んでほしいざます」とLINEでヒソヒソされちゃうざます~。うるさ方のママは金髪ママを見かけても、カラコンがブラウンだったら「ああ、TPOを考えて“コンサバ”にしたんだな」と大らかに見守ってくださいますようお願いします。

■ラブママ的政治経済入門

 「I LOVE mama」の底力を見せつけられたのが、「安倍新政権で私たちの生活はどう変わる?」という2ページです。「消費税はどうなるの?」「『TPP』って何のこと?」「パパのお仕事どうなるの?」「子育て環境はどうなるの?」といった疑問に対し、教育問題に詳しいジャーナリストの解説と4コママンガでわかりやすく説明しています。待機児童ゼロ目標に伴う保育所の規制緩和については「大切なちびコを預けるとしたら、ちゃんと保育環境を見極める力が大切になるんだね!」と諸手を挙げて賛成できないところも指摘しています。

 待機児童はキャリアママの労働問題、少子化は働く女性の未婚未出産問題とセットで語られることが多く、議論の中心にいるのは年齢が高めの女性が多い印象があるのですが、10代20代の若いママも忘れちゃいけません。もともと出産に対する抵抗が少ない層なわけですから、2人、3人、4人と子が増えても育てやすい環境を整えたり、キャリアがなくても再就職しやすい環境を整えることが望まれます。なんたって、子どもが成人してもまだ30代後半なんですから、働き盛り、可能性はいっぱい。彼女たちにはもっと発言力を持ってほしいし、国も世間も耳を傾けるべき。つけまとカラコンのことばかり考えてるわけじゃないんだよ、と。

 ほかにも、「全国 美ママのマイカー拝見!」という、女性誌ではあまり見かけないクルマの特集が組まれていました。若者のクルマ離れが叫ばれていますが、地方在住で家族が多いギャルママにとってクルマは不可欠。みんな国産車をガンガン乗り回してますよ。政治、経済、教育、これから日本を支えていくのは彼女たちかもしれません。みなさん、国の宝、金髪ママをもっと大切に!
(亀井百合子)

最終更新:2013/06/12 15:00
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