五味クリニック院長・五味常明先生インタビュー

寒い時期こそキツくなる!? ワキクサや足クサの原因“ストレス汗”の意外な抑え方

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Photo by Tim Massey from Flickr

 むせ返るような暑さも落ち着き、いつの間にか肌寒い気候となった今日この頃。夏のあいだ悩まされた汗や汗のニオイからも解放されて、オシャレを楽しめる季節が到来しました。夏の時期は万全の汗対策をしていても、この時期に汗を気にする人は少ないもの。ところが、実は寒い時期は少量でもニオイのきつい“ストレス汗”をかきやすい時期だといいます。

 “ストレス汗”とはどんな汗なのか、またどんな対策をすればいいのか? これからの季節、新たな悩みの種となる“ストレス汗”について、体臭・多汗研究所の所長でもある五味クリニック院長・五味常明先生にお話を伺いました。

■“ストレス汗”はなぜクサいの?

――“ストレス汗”とはどのような汗なのでしょうか?

五味常明先生(以下、五味) 人間のかく汗は大きく分けて3種類あります。1つは夏など暑さを感じたとき体温調節のためにかく“温熱性発汗”、もう1つは辛いものを食べたときなどに出る“味覚性発汗”、そして、緊張したときにかく“精神性発汗”です。ストレス汗といわれているのは精神性発汗で、温熱性発汗が全身じわじわとにじみ出るのに対し、精神性発汗はワキや手のひら、足の裏など部分的に一瞬で発汗するのが特徴です。緊張したりストレスを感じたりするとかく汗で、ストレス社会といわれる今の時代、この汗に悩まされている人は少なくありません。

――ストレスが原因であれば、寒い時期だけクローズアップされるのはナゼなのでしょうか?

五味 ストレス汗は1年中かきますが、夏場は温熱性発汗で全身に汗をかくのでそれほど気にならないんです。でも冬場は温熱性発汗が減るので部分汗が目立ってしまう。そうすると気になって、「汗を止めなきゃ」と思い、その焦りが、さらにストレス汗を招くわけです。

 それともう1つ、代謝も関係しています。日本人は寒くなる冬場に、熱を作って体温を上げようとするので基礎代謝が高くなり、少し動いただけでも汗が出やすくなっています。そのときにストレス汗を誘発すると、出る汗の量が増えてしまうんです。

――ストレス汗はニオイがきついそうですが、それはどうしてですか?

五味 汗の成分は血液です。じわじわと出る温熱性発汗は、濾過された血液の不要な水分が排出されるためサラサラで蒸発しやすいのですが、ストレス汗は一気に出るので、血中の栄養素なども混ざっています。その中にはナトリウムなどニオイの元となる成分も含まれているため、体温調節でかく汗よりニオイやすくなります。さらに、濃度が濃いことで蒸発しづらく、溜まりやすいという性質も。冬場は重ね着をして熱がこもりやすいので、蒸れてよりニオイがきつくなってしまうのです。

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しぃちゃん

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