「泣いてはいけない」「水禁止」ビビアン・スーが妄信する、産後ケア「月子」に賛否両論

vivianhsu.jpg
無事出産を終え、ハーブと生姜で煮たお湯で入浴したというビビアン・スー

 かつてお笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの南原清隆、キャイ~ンの天野ひろゆきと「ブラックビスケッツ」を結成し、日本でも人気を博した台湾出身のビビアン・スー(40)。そんな彼女が162日ぶりに入浴したことを公式ブログで伝え、話題となっている。

 8月13日に、シンガポールの病院でめでたく第1子を出産したビビアン。毎日フェイスパックをして、体には4カ月の間に妊娠線防止クリームを18個も使ったなど、前向きな妊婦生活をブログで公開していたが、その実態は過酷だったようだ。

 妊娠3カ月でウイルス性胃腸炎のため緊急入院したのをきっかけに、40歳の高齢出産ということもあり、そのままほぼ寝たきり生活へ。出産までに、流産を防ぐツボに300回もはりを打ったという。32週目に帝王切開で2,000gの男児を無事出産した後は、「月子(ユエズ)」と呼ばれる中国の伝統的な“しきたり”に従って休養している。

 ブログに添付された写真に写るのは、黒みがかった茶色の水が入った青いバケツ。ハーブだけでできた入浴剤と生姜を1時間半煮込むことで完成するという、産後女性のための特別な“お湯”だ。ファンたちは「元気になってよかった!」とエールを送ったが、茶色のお湯を見て「びっくりした! 体が汚れてて、お風呂の水がこんなになっちゃったのかと思った」という人も。一方、同年代の主婦層などからは「おいおい、いつの時代の人? バカみたい」「いくらなんでもやりすぎ!」といった批判の声も上がっている。

 中国文化における産後の「月子」というのは、少々厄介だ。出産後の回復期6週間を「月子」と呼び、滋養のあるものを食べるなど産後の体を心身ともに養うのだが、この時期にしっかり休まないと、その後の体調に大きく影響すると、多くの中国人は信じている。2000年前からある伝統といわれ、あれこれと細かいタブーがある。

 最もよくいわれるのが「水に触れてはいけない」というもの。「体を冷やすな」という意味の派生だが、伝統的には「1カ月は入浴すべきでない」といわれており、現代でも産後1週間は入浴しないのが一般的だ。なお、間違った方向の解釈では、水に触れないように「歯を磨いてはいけない」という人さえいる。ほかに「1カ月は外に出てはいけない」「風に当たってはいけない」「泣いてはいけない」などがあり、食べ物についても同様に、あれを食べろ、これを食べるなと細かな規則がある。

 ビビアンは盲目的といえるほどこれらの規則を守っているようで、風に当たらないようにしっかり着込んで外出したり、息子の腕に点滴などの管が刺さっているのを見て「泣いちゃダメだとわかってるのに、泣いてしまうのね」などと記している。

 中国の場合、一人っ子政策のため、一生に1回しかない「月子」はイベント性が高く、都市部のOLなどにおいては、この期間をリッチな専門施設で過ごすのがもはや一般的だ。施設はナース常駐24時間体制で新米ママと赤ちゃんの世話をしてくれるほか、体の回復に効く食事、スリムになるためのフィットネス教室などもある。

 費用が6万元(約120万円)の5ツ星ホテル並みの施設も珍しくなく、最高級レベルだと100万元(約2,000万円)超えも。中国バブル絶頂の時代には「金持ちが愛人に、こっそり子どもを産ませるための場所」という意味合いもあったようだ。

 欧米では、出産の翌日には病室から出されることも珍しくない。中国人が「月子」を大事にするのは、表向きの「体を大事にする」という理由に加えて、子どもを産むことで家の中でのステイタスが確立され、一生で最も優遇される時間という面もある。とはいえ、この風習には、中華圏でも賛否両論が渦巻いている。
(取材・文=ルーシー市野)

2000年前から、というフレーズはクるわ

しぃちゃん

今、あなたにオススメ



サイゾーウーマンのSNS

  • 「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

関連リンク

アクセスランキング

  1. 「オワコン女優」認定の3人は?
  2. 「二度と仕事したくない」勘違い女優
  3. 江角マキコ、不可解な「芸能界引退」
  4. 和田アキ子に「パワハラ批判」噴出
  5. 袴田吉彦の不倫相手が売名活動へ
  6. 嫌われている“歌姫”3人を大暴露
  7. “消えたAKB48”河西智美は今
  8. 狩野英孝の“最もヤバいウワサ”
  9. 剛力彩芽、新ドラマ1.3%の壮絶爆死
  10. “もう終わった”イケメン俳優3人
  11. 狩野英孝事務所、無慈悲な対応
  12. 「仕事をしたくない」嫌われ者タレント
  13. 薬丸裕英から家族すらも去った?
  14. 日7対決“敗北しそうな番組”ランキング
  15. 篠田麻里子、「老婆のように」劣化!!
  16. ムショ飯はうまいのか?
  17. 『東京タラレバ娘』はミスキャスト?
  18. マドンナ、トランプに「チンポしゃぶってな!」
  19. 工藤静香インスタで“におわせ”?
  20. 狩野英孝、淫行報道で引退の危機

ジャニーズの人気記事

  1. SMAP・中居が熱愛報道に渋い顔
  2. 新春ジャニオタ放談
  3. マンガ『ヅャニーさん』34回
  4. ジャニーズ事務所がひた隠すV6の真実
  5. 藤ヶ谷太輔、破局劇に大ブーイング

カルチャーの人気記事

  1. 他人の記事をパクるのはこんな人
  2. 「an・an」恋愛特集が、えげつなすぎる
  3. 恋愛に浮かれられない「GINGER」のサガ
  4. 「捨てられる妻」の典型とは?
  5. 逮捕された元警部が語る覚せい剤と刑務所

海外ゴシップの人気記事

  1. マドンナ、トランプに「チンポしゃぶってな!」
  2. C・ブラウン、『DB』の痛車でデートへ
  3. マライアが“バツ2”自虐ギャグでノリノリ
  4. ケイティ、年末年始に日本を堪能
  5. トランプ就任式はしょぼくてもOK!