[TVツッコミ道場]

自虐ネタ連発、田原俊彦がさんまに語ったジャニーズとキムタク

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『職業=田原俊彦』田原俊彦/ロング
セラーズ刊

 田原俊彦、トシちゃん。あらためて言うまでもないが、たのきんトリオ出身のスーパーアイドル。後にいろいろあって強烈なバッシングを受けたりもした。そんなトシちゃんが、5月30日に放送された『さんまのまんま』(関西テレビ系)にやってきた。

 さんまが東京で初めて出演したアイドルバラエティーが『たのきん全力投球』(TBS系)だったそうで、もう30年以上の長い付き合いになる二人だ。まず年齢の話から始まって、「お互い元気だね」と振り返る。トシちゃんは、今年で49歳になるらしい。そして、「50歳を過ぎたら、眠ったほうがいいらしい」とさんまが言うと、トシちゃんが渾身の自虐ギャグを放った。

「……ここ10年寝てますから」
「この10年はけっこう寝たんで、そろそろ起きなきゃいけないなぁと思って」

 トークが盛り上がるうち、禁断の(?)ジャニーズについて話が及んだ。トシちゃん曰く、ジャニーさんは

「宇宙人だよね」

 と、感嘆しているのか不思議がっているのか、判断が微妙な感想を述べた後で、

「たぶん、今も変わってないんじゃないかなぁ……相変わらずたぶんお弁当持って、衣装持って、廊下走り回ってる」

 と、少し遠い目で懐かしそうに語る。「じゃないかなぁ」という表現から、ジャニーさんとは全然会ってないんだなぁとか、「相変わらず」と言う言葉に、愛おしさのようなものが感じられ、ちょっとだけ切ない気持ちになった。そんなトシちゃんを、さんまが持ち上げる。

「田原俊彦の全盛なんて、今の木村拓哉以上やもんな」

 そう言われて「そりゃないッスよ!」と謙遜して否定していたが、なおも「いやいや、スゴかったよ」と言うさんまに、トシちゃんはこう言った。

「娯楽がなかったですからね」

 さんまも思わず「戦後か、アホ!」とツッコんでたが、なんだその返し。長い眠りから覚めて、そろそろ起床する予定のトシちゃん。寝ている間に笑いのセンスでも磨いていたのだろうか。健康の話題になり、二人ともタバコがやめられず、さんまは一日3箱も吸うことがあるという超ヘビースモーカーだというのに対し、トシちゃんは一日1箱未満だと言う。その理由が、

「1箱吸うと、なんか胸も痛いし『死んじゃう』と思う……」

 「死んじゃう」のか。吸いすぎて体調崩してるんじゃん。さんまも「やめれるわ、トシちゃん」と爆笑していた。さらに、さんまが今は結構いい禁煙治療薬・補助薬があるらしいよと言うと、今度は股間を押さえ、

「勃たなくなったりとかしないの?」

 ストレートな下ネタもアリなのか! それでもずっと「寝ていた」ことで染み付いてしまったのか、基本的に自虐ネタが多い。娘とも会話がないと言い、タバコも、

「家にいる人たち、みんないやがるんですよ。『副流煙になったらどうすんの』って。『パパは自分が吸ってるからいいけど』みたいな」

 と、肩身が狭いアピール。「いつも気を使って吸うのは換気扇の下ばかりなのに!」と主張するトシちゃんの姿は、”ビッグ”じゃないにもほどがある。

 番組終盤、持参したライブDVDをさんまに手渡し、

「これもなかなか笑えます」

 と言うトシちゃん。なんで「笑える」のかと言えば、

「ハアハアいっちゃって……」

 そんな笑い、切なすぎる。自虐ネタも、さんまとの掛け合いも、とても面白い。面白いんだけど、笑った直後の、この寂寞とした気持ちはなんだろう。

<面白うて やがて悲しき トシちゃん49歳(字余り)>

 芭蕉の有名な句の一部(前半部)がなんとなく、頭に浮かんだ。これが、悲しみの果てのこころなのだろうか。なんというか、わびさび。それとも諸行無常だろうか。

 トシちゃんの姿に、わびさびのかけらを見たような気になった、そんな初夏の午後です。
(太田サトル)

『職業=田原俊彦 (単行本)』

バラエティー番組の偉い人、トシちゃんをなにとぞ!

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