[連載] だから直接聞いてみた

かっぱえびせんの原材料の”えび”は、なにエビですか?


やめられない、とまらない

◎鮫肌文殊と山名宏和の「だから直接聞いてみた」

――知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問を人気放送作家2人が直撃解決!

 会議の席にあったので、ひさしぶりに「かっぱえびせん」を食べた。食べるうち、ふと、以前にどこかで聞いた噂を思い出した。

「かっぱえびせんに入っているのは、エビではなくオキアミである」

 そんな噂だ。

 よく考えてみたら、この噂の真相を今まで追及したことはなかった。なので、早速、追及してみた。原材料表示を見てみたのだ。

  「えび」

 ひらがなでそう書かれていた。 “えび”。オキアミなどではなかった。あの噂はあくまで、噂にすぎなかったようだ。

 だが、ここで新たな疑問がわいてくる。 「”えび”って、なにエビだ?」

 ひと口に”えび”といっても、その種類はさまざまだ。イセエビと芝エビでは同じ”エビ”でも、蛯原友里と海老名みどりぐらい違う。いや、今、エビちゃんがイセエビかどうかはさておき、問題は「かっぱえびせん」の原材料表示に書かれた”えび”の正体だ。

 気になる。とても気になる。

 だから直接、カルビーお客様相談室 に聞いてみた。

 『かっぱえびせんの原材料の”えび”は、なにエビですか?』

担当者 え~っとですね、その”えび”というのは、「アカエビ」ですとか、3種類使われているんですね。

──ほかの2種類は、なにエビなんですか?

担当者 少々お待ちください。

 3分ほど待たされた。

担当者 すみません、お待たせいたしました。え~とですね、「アカエビ」とですね、「サルエビ」、あと「キシエビ」「ホッコクアカエビ」の計4種類となります。

──3種類じゃないんですか。

担当者 申し訳ありません。こちらの間違いでした。3種類ではなく、4種類です。

 まるでモンティ・パイソンの「スペイン宗教裁判」だ。

 ちなみにエビの種類を詳しく書かず”えび”と表記してあるのは、時期によって漁獲量が変わるから、という答えだった。おそらくエビの配分が変わるのだろう。

 ついでに、もうひとつ、ぜひ聞きたいことがあった。

──袋に描かれているエビは4種類のエビのどれかなんですか?

担当者 あれは、絵として描かせてもらっているだけなので、どのエビをってことではございません。

──じゃあ、あのエビはなにエビなんですか?

担当者 なんの種類とかはないですね。エビはただ描いてあるだけで。原材料のエビを描いているのではなくて、一般的なエビの絵を描かせてもらっているんです。

──ということは、あれは架空のエビとかではなく、何かのエビではあるけど、なんのエビなのか、わからないってことですか?

担当者 そうですね。なので、あのエビは「キシエビ」や「アカエビ」ではないということです。一般的なエビなんです。

 そうか、あの袋に描かれているのは、なにエビでもなく、「一般的なエビ」なのか。 一般的なエビ。なんとも力強く新鮮な響きだ。この「一般的な○○」というフレーズは、いろいろ使えそうだ。思わぬ収穫だ。

今回の担当者は、久々に出会った、お客様相談室のコメディエンヌだった。

山名宏和(やまな ひろかず)
1967年、東京にて誕生。放送作家。『行列ができる法律相談所』『ザ!鉄腕!DASH!!』(ともに日テレ系)などを手がける。

木のままごとあそび えび

これは何えび?

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