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「断罪される時が来たらしい」ジャニーズ“圧力”、脚本家・倉本聰氏の暴露に二宮和也ファンらが失望

2023/09/26 09:00
サイゾーウーマン編集部
倉本さん、タレントには非がないってことでいいのよね?(写真:サイゾーウーマン)

 創業者・ジャニー喜多川氏(2019年に死去)の性加害問題で渦中のジャニーズ事務所。相次ぐスポンサー企業の撤退、10月2日に発表されるという新体制の詳細、社名変更の有無など、業界内外が事務所の動向を注視している。そんな中、大御所脚本家・倉本聰氏のコラムがネット上で話題になっているようだ。

 事の発端は、9月24日にビジネスメディア「財界オンライン」で配信されたコラム「【倉本 聰:富良野風話】ジャニーズ事件」(原文ママ、以下同)。現在の状況を受けて、「ジャニーズの問題が遂に、というか漸く表沙汰になった。かなり前、そう10年、20年ではすまない昔から僕らの業界では当たり前のように知られていた話だが、漸く断罪される時が来たらしい」という導入から始まる内容だった。

 続けて、「何年前だったか、ある売り出しの女優を番組に起用しようとしたら、テレビ局から待ったがかかった。その女優がジャニーズのタレントと一寸トラブッたことがあったらしく、その女優を使うなら今後おたくの局から全ジャニーズ関連のタレントを引き揚げると脅されて、だからその女優は使えないのだと申し訳なさそうに局から言われた。その横暴さに啞然としたことがある」と、テレビ局側からジャニーズの“圧力”について説明されたと暴露している。

「ドラマ『北の国から』シリーズ(フジテレビ系)で知られる大物脚本家の倉本氏は、件のコラムで、以前よりこうした『大手プロダクションには逆らえない』といった掟があったと振り返っています。また、性加害問題に関しては『さすがにここまでの真実を知らされると、永年この世界のはじっこにいたものとして自分の無知がくやまれる』とも吐露。テレビ誌が『半分ジャニーズのPR誌の如き様相』になっていると指摘しつつ、ジャニーズとマスメディアの関係性についても自身の考えを述べていました」(ジャニーズに詳しい記者)

 倉本氏とジャニーズタレントの接点といえば、嵐・二宮和也を思い浮かべる人も多いだろう。二宮は、倉本氏が脚本を手掛けた連続ドラマ『優しい時間』(フジテレビ系、2005年放送)に出演した後、『拝啓、父上様』(同、07年放送)でも主演を務めている。同作には、関ジャニ∞・横山裕もメインキャストの一人として名を連ねていた。

 さらに近年だと、テレビ朝日系の帯ドラマ劇場枠『やすらぎの刻~道』(19~20年放送)に、ジャニーズ所属の俳優・風間俊介と、Kis-My-Ft2・宮田俊哉、A.B.C-Z・戸塚祥太が出演。なお、戸塚は『やすらぎの刻~道』の放送記念として、倉本氏が作・演出を担当する予定だった舞台『屋根2020』(20年4月)にもキャスティングされていたものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で上演中止となった。

 ベテラン脚本家の今回の告白に対し、一部の二宮ファンやネットユーザーからは、「女優の起用にストップがかかったのはいつの話なんだろう? なんで今になって明かすの?」「共演NGなんてジャニーズに限ったことじゃない。こういう事務所が弱ってる時に発言するのはどうなの?」「性加害のうわさを知りながらジャニーズを使っていたのに何を偉そうに語ってるの?」などと失望の声が噴出。

倉本聰氏、ドラマ出演の二宮和也と横山裕の写真投稿でファンは感謝も……

 ちなみに、倉本氏の情報などを発信する「倉本聰・富良野GROUP」名義の公式X(旧Twitter)アカウントでは、『拝啓、父上様』のセリフを用いた上で、当時の二宮と横山のツーショット写真をアップしている(9月9日付)。性加害を事実認定したジャニーズ事務所の記者会見(同7日)が開かれた直後だったこともあり、リプライ(返信)欄には二宮のファンらが「この投稿に倉本先生の愛を感じる」「素敵なつぶやきありがとうございます。また倉本先生とお仕事できるといいな」と感謝のメッセージを寄せていた。

「それだけに、今回のコラムにがっかりした人もいるようですが、『倉本聰はジャニーズ事務所についてボヤいただけで、タレントが憎いわけではないと思う』と、擁護の意見も見受けられます。一方で、『その女優を使うなら今後おたくの局から全ジャニーズ関連のタレントを引き揚げる』という強烈な一言に関し、一部ネットユーザーの中には、ジャニーズ事務所名誉会長だったメリー喜多川氏(21年に死去)が『いかにも言いそう』と邪推する人もいました」(同)

映画プロデューサーも、メリー喜多川氏による“圧力”暴露

 ジャニー氏の姉であるメリー氏は事務所の実権を握っていたとされ、性加害問題が大きな騒ぎとなった今夏にも、その名がさらに広まる事態となった。

 8月29日、映画プロデューサーの奥山和由氏がXで「35年前の話。『226』ジャニーズをやめたばかりの本木雅弘をキャスティング。メリー喜多川さんより『よく考えて』と。『ダメならハッキリそう言ってください』と返事。『ダメとは言わない、もう一度よく考えて』と。熟考して魅力を感じての配役、本木で決行。あれ以来ジャニーズ事務所、出禁的待遇」とつづったのだ。この投稿をきっかけに、ネット上でメリー氏の圧力が注目を集めたばかりだった。

 なお『226』は1989年公開の映画で、本木は河野寿役で同作に出演。ジャニーズ時代はシブがき隊のメンバーとして活動したものの、88年にグループが解散し、事務所を退所したところでの起用となった。

  長きにわたるマスコミとの癒着も問題視されているジャニーズ事務所。理不尽な扱いを受ける人が少しでも減るよう、今後の事務所の変化に期待したいところだ。



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最終更新:2023/09/26 09:00
今後、倉本作品にジャニーズが出ることあるのかな……
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